- TOEICの時間対策、同じ時間で問題を解いていくのはNG!
- リーディングをサクサク解いていくのに必要なこととは?
- 毎日英文を読もう!
TOEICで時間が足りずに、最後3分で急いでマークシートを塗る経験、あなたはありませんか?
TOEICで時間が足りないというのは、ほとんどのTOEIC受験者が一度は通る道です。
しっかり対策して、自分なりの時間配分がわかっているつもりでも、本番では時間が足りなくなってしまいますよね。
この記事では、なぜTOEICで時間が足りないのかという原因と、その攻略方法をご紹介しています!
ぜひ参考にしてくださいね。
Contents
TOEICで時間足りない!その原因とは
そもそも、なぜTOEIC試験ではこんなにも時間が足りなくなるのでしょうか。
その原因は大きく3つあります。
捨て問を捨てていない
TOEICの試験で、全問完璧に解こうとしていませんか?
当然、TOEIC900点以上など高得点をねらう人はほぼ全問正答するつもりでいる必要がありますが、TOEICには解けなくて当たり前の難易度の捨て問も存在します。
たとえばTOEIC600点なら正答率は60%と言われています。
TOEIC700点の正答率は70%です。
残りの部分は、分からなくても仕方がない問題なのです!
TOEICは様々な英語力の人が同じ問題を解く統一テストなので、簡単な問題から難しい問題まで様々な難易度の問題で構成されています。
TOEIC600点をねらう人が、TOEIC900点レベルの人しか解けない問題をしっかり解こうと考えこんでしまうと、当然時間が足りなくなりますよね。
自分が何割くらいの問題を正答すればいいのか事前に把握して、難しくて歯が立たなそうな問題は飛ばして確実に解ける問題をたくさん解くことが賢明なんです!
時間配分の解釈を間違っている
これまで別の記事でもご紹介していますが、TOEICリーディングパートの問題構成はこのようになっています。
リーディングセクション(75分間・100問) 印刷された問題を読んで設問に解答 | |
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Part5 | 短文穴埋め問題 30問 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 |
Part6 | 長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。 |
Part7 | 1つの文書:29問 複数の文書:25問 いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。 |
引用:TOEIC公式サイト
例えば、よくある時間配分だとPart7を60分で解くためPart5とPart6を15分で解く作戦があると思います。
15分×60秒/分を(30問+16問)で割ると、19.565・・・秒になるので、Part5とPart6は1問約20秒で解こうと考えると思います。
ここに注意点があります。
この1問20秒というのは1問平均20秒というふうに解釈しなければ確実に時間が足りなくなってしまいます。
どういうことかと言いますと、Partの最初の方の問題は比較的簡単な問題が多いです。
そこで1問20秒かけてしっかり正答しようとしてしまうと、後半20秒以上かかる難易度の問題が出てきた時に時間が足りません。
1問20秒は平均的な目安で、簡単な問題は1問5秒もかけずにサクサク解くことが秘訣なのです!
英文読解に耐性がない
TOEICの試験勉強をしている時、どのくらい英文を読みますか?
英文を読むのは時間がかかるので、単語の暗記などが優先でなかなか読解の対策は見過ごしがちになりますよね。
しかし、TOEIC本番ではみっちり75分間英文を読み続けなければなりません。
しかも、試験時間内に読もうと思えば、スピードも必要です。
英文読解の対策をしていないと、本番の試験時間に耐性がなく力が発揮できないのです。
時間が足りない人に試してほしい攻略法!
TOEIC試験で時間が足りない原因がわかったところで、時間を間に合わせるための攻略法をご紹介したいと思います!
※リスニングパートは一定時間に音声が流れますので、この記事では主にリーディングパートの時間攻略をお伝えします。
リスニングパートの時間攻略法はこちらの記事をご覧ください。
リスニングパートの勉強法はこちらを読んでみてくださいね!
Part5の攻略法
リーディングパートは、時間のかかるPart7に60分を残すため、Part5・Part6を合わせて15分で解くことが基本です。
1問あたり20秒が目安ですが、先にも述べましたが平均20秒という感覚で最初の方の簡単な問題は20秒未満でサクサク解いていきましょう。
Part5は特に時間を節約して、Part6の比較的難しい問題に時間を残すことができるチャンスです。
演習問題などで問題慣れして短時間で解きましょう!
Part6の攻略法
Part6は止まらず全ての文章を読んでから設問に答えることをおすすめします!
理由は、空欄の答えになるワードのヒントは空欄から離れた所にあることが多いので、一度全文読んでしまった方が答えを見つけやすいからです。
空欄の近辺を何度も読んでも、なかなか答えがわからずに時間ばかりかかってしまう・・・なんてことにならないように攻略してくださいね!
Part7の攻略法
Part7は最後の3セットの文章から成る設問(問題番号186~200)通称トリプルパッセージに時間をかけて点数を稼ぐことがポイントです。
このトリプルパッセージはボリュームは多いですが、1つ1つの英文は理解しやすいものなので時間さえかければ点数が取れるようになっています。
時間が足りない人にしてほしい勉強法
TOEIC試験でのPartごとの攻略法をご紹介しましたが、TOEICで時間が足りない人におすすめの勉強法があります。
それは、試験まで毎日30分英文を読む!ということです。
さきほどお伝えしましたが、英文読解に耐性がないと本番でスピードをもって解くことができません。
英文読解の耐性は短時間で身に付くものでもないので毎日コツコツ目安30分英文を読むことをおすすめします。
読む題材は、公式問題集2冊(テスト4回分)のリーディングパートの英文がおすすめです。
これを繰り返し読み続けるだけで、長文対策はバッチリです。
本気で点数アップをねらいたい人はぜひやってみてくださいね!
TOEIC点数アップの勉強法はこちらも参考にしてください。
TOEICで時間が足りない原因と対策法のまとめ
TOEIC試験で時間が足りない原因は次の3つでした。
- 捨て問を捨てていない
- 簡単な問題も目安時間で解こうとしている
- 英文読解に耐性がない
その攻略法とおすすめの勉強法は次の通りです。
- Part5は1問20秒未満で解く
- Part6は全文読んでから設問を解く
- Part7のトリプルパッセージに時間をかける
- おすすめの勉強法は、毎日30分の英文読解
TOEICは問題数が多いので、時間が足りないテストというイメージが強いですよね。
でも、この攻略法を使えばその悩みも解決しますよ!
コツコツがんばりましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。