- TOEICの点数を上げるには何時間勉強すればいい?
- 勉強時間の確保ができない!
今や英語のスキル証明と言えば「TOEIC」、社会的認知度も高いですよね。
日本でも多くの企業がTOEICのスコアを重視しており、スコアが高いほど就職・転職・昇給に有利になり、英語力を活かす仕事ができるチャンスも多くなります。
この記事を読まれている皆さんもTOEICの点数アップを目指し日々勉強されている、または勉強を始めようと思われているのではないでしょうか。
そして、皆さんは点数を上げるには何時間勉強すれば良いのかと疑問に思われているのではありませんか?
確かに、TOEICの点数を上げるには「勉強時間」の意識は重要です。
しかし、TOEICの点数440点から900点まで上げた私の経験上、意識すべき「時間」はもう一つあると考えています。
TOEICの勉強をする上で意識すべき時間、それは「試験時間」です。
この記事ではTOEICのスコアを上げるための「勉強時間」と「試験時間」、この2つの「時間」を意識した勉強法についてお伝えしていきます。
Contents
TOEICの勉強法!自分のレベルに合った勉強と時間の確保~すきま時間を活用しよう~

TOEICのスコアを上げるには勉強が必要です。
・・・なんてことは言われなくてもわかってますよね。
では、いったいどれくらいの時間、勉強すれば点数が上がると言われているかご存じでしょうか?
実は、TOEICの点数を100点アップさせるのに必要な時間は200~300時間と言われているんです。

この表を論文に掲載したんだって。

引用:Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success
250点が350点になるには200時間、850点が950点になるには325時間必要なんですね・・・。
やはり点数を上げるには、かなりの勉強時間が必要ですね。
しかし、この時間はあくまでも「目安」です。
実は勉強している「つもり」になっているだけで、「自分のレベルに合った勉強」が全くできていないと無駄に時間がかかってしまうんです。
学生の頃、あまり勉強していなくても成績の良い子っていましたよね?
もちろん、もともと賢いというのもありますが、自分に合った勉強ができているかどうか、も関係しています。
この経験から、点数アップに必要なのは自分のレベルに合った勉強と勉強する時間を確保だと実感しました。
では私が行った勉強法をご紹介しますね。
まずは自分のレベルを見極めることが重要
どれだけ頑張って時間をかけて勉強しても、自分のレベルに合った勉強をしないと点数を上げるのは難しいです。
まずは自分のレベルを見極めましょう。
見極め方としては
- TOEICを受けてみる
- 模試をしてみる
- オンラインの無料診断を受けてみる
などがあります。
はっきり実力を知りたいのであれば、まずTOEICを受けてみることをオススメします。
模試やオンラインの無料診断ではスコアは得られませんが、実際受けることで、現在の理解度をハッキリと知ることができます。
もしTOEICを受けて400点以下の場合は、基礎固めとして中学・高校レベルの基礎のおさらいと、単語・熟語集で言葉や表現を覚えることから始めましょう。
そして一通りおさらいができてからTOEICのテキストに取り組み、まだ知識が定着していないと感じたらまた基礎のテキストに戻る・・・を繰り返しながら進めていきましょう。
基礎に時間をかけて、しっかり固めておくことが、高得点につながります。
私はある程度のレベルにある人でも、英語の基礎テキストは活用した方が良いと考えています。
TOEICって実は中学レベル、基礎的な知識で答えられる問題も多いんですよ。
基礎をしっかり押さえておけば、その問題を落とさずに済みますよね!
それに、勉強を進めていくうちに、自分の基礎が固まっていない部分や忘れている部分も分かってきます。
あいまいな部分を確実な知識にするため、忘れていた部分を復習するためにも英語の基礎テキストを1冊は持っておくと良いと思います。
私のオススメはこのテキストです。
これでわかる英文法中学1~3年
TOEIC受験者に人気のテキストです。
解説が丁寧で、文法の説明後すぐに練習問題があり、中学時代の記憶を呼び戻すのにぴったりだと思います。
基礎をしているとTOEICに特化した勉強はなかなか進まないので、遠回りに感じられるかもしれません。
しかし基礎を確実に固めていけば、確実に取れる問題は多くなるだけではなく、ほかの英語の資格やコミュニケーションでも応用可能です。
基礎固めは、英語力をつけるという意味では一番効率が良いですよ。
勉強時間の確保のカギは「すきま時間」
仕事をしながら、家事育児をしながらだとなかなか思うように机に向かって勉強する時間が取れませんよね。
休みの日にまとめてやろうとしても、ダラダラしちゃって思うように進まない・・・という方も少なくないと思います。
そんな時は、通勤時間やランチタイム、家事をしている間などのすきま時間をフル活用しましょう!
私が活用したすきま時間勉強法は以下のような感じです。
- 朝起きてから家を出るまで出勤準備をしながらリスニングCDを聞く(30分から1時間程度)
- 通勤中にテキストや単語集を読む、アプリで勉強する(往復1時間程度)
- ランチしながらアプリで勉強、食後はそのままアプリで勉強、テキストや単語集を読む、リスニングCDを聞くなど(45分程度)
- 料理や洗濯など家事をしながらリスニングCDを聞く(1時間程度)
こうして書き出してみると、すきま時間で結構勉強できてるんですよ。
机に向かっての勉強は寝る前の1~2時間程度していました。
疲れすぎて机に向かって勉強できない日もありましたが、すきま時間で勉強できていたので少しずつ英語が分かってきているな、という実感がありました。
仕事や家事で忙しくて机に向かう時間がなくてもできる勉強はあるんです!!
特にアプリはわずかな時間でも気軽に勉強できるのですきま時間勉強の強い味方になりますよ。
オススメのアプリをご紹介しますね。
英語物語

引用:android版 GooglePlay
引用:iOS版 AppStore
この英語物語はゲーム仕様になっており、ストーリーを楽しみながら文法や単語、リスニングの勉強ができるアプリです。
中高生の定期テストから資格対策まで幅広く対応しているので、基礎を見直したい人にもTOEICで高得点を狙う人にもオススメですよ。
因みにこのアプリは基本無料で、無課金でも十分活用できるほど内容は充実しています。
息抜きしながら英語力アップにうってつけのアプリだと思います。
ほかにも、こちらの記事では無料で使えるおすすめのアプリを紹介しています♪
時間がない社会人の英語勉強法についてこちらの記事でも詳しく説明しています。
ぜひご覧ください。
TOEICの勉強法!時間配分を意識した模試のススメ

TOEICの試験時間はリスニングが45分、リーディング75分の計120分(2時間)です。
問題数はリスニング、リーディング共に100問あります。
時間配分が問題になるのはリーディングです。
1問にかけられる時間は、単純に計算して平均約45秒。
スピーディーに進めていいかなければなりません。
勉強したからには自分の実力を十分発揮したいですよね。
自分なりの時間配分が分かっていれば、時間がないと焦ることなく落ち着いて取り組めるので、正解できる問題は多くなります。
落ち着いて試験に取り組み、実力を発揮するために、模試はオススメです。
模試の必要性
模試は本試験の疑似体験です。
本番と同じように試験をすることで自分がどのような時間配分で問題に取り組めば良いか分かります。
特にTOEICのリーディングは
- 短文の穴埋め問題(Part5 全30問)
- 長文の穴埋め問題(Part6 全16問)
- 長文の読解問題 (Part7 全54問)
の3部構成になっており、短文&長文の穴埋め問題1問に対し平均時間である45秒をかけてしまうと、長文の読解問題で時間が足りなくなります。
Part5は1問30秒程度、Part6は1問40秒程度で解き、長文の読解問題に多く時間をかけることが高得点獲得のポイントです。
短文&長文の穴埋め問題をいかに短い時間で処理できるかを意識して、読者様なりの時間配分を考えるためにも模試は必要だといえます。
また、分からない問題を飛ばす練習もできます。
人って、わからない問題でも諦められなかったりするんですよね。
でも分からない問題に時間をかけるより、分かる問題を1問でも多く解く方が確実に点数アップに繋がります。
模試をすることで分からない問題は飛ばす意識を持つ練習にもなるため、模試は必要です。
ちなみに、模試の点数が悪くても落ち込む必要もありません。
本番じゃないですからね。
自分の弱い部分や引っかかりやすい部分を知り対策できるので、より力をつけることができますよ。
レベルアップをしながら本番の対策ができるので、模試をしない手はないですね!
模試の方法
模試と聞くと、どこかに受けに行かなければならないの?と考える方もいるかもしれませんが、その必要はありません。
自宅で本番と同じようにリスニング45分、リーディング75分で200問の問題に取り組めば良いです。
本試験と同じ13時から15時で行えるとより本番に近い状態での練習ができますね。
公式テキストをお持ちの方はご存じだと思いますが、2回分の模試が掲載されています。
TOEIC公式の模試なので、より正確な実力を知ることができると言えますね。
ただし公式テキストの模試の解説はあっさりしているので、詳しく知りたい場合は自分で調べる必要があります。
解説が丁寧なテキストはこちらです。
これは本番同様にできる模試が3回分掲載されています。
解説が丁寧なので、間違えたところや迷ったところをしっかり見直しやすいです。
おすすめの模試問題集や、模試を解いた後にするべきことなど、より詳しいことはこちらの記事に載っています。
今から「時間」を意識して勉強しよう!
TOEICのスコアアップには自分のレベルに合った勉強をする時間と試験本番の時間の2つの時間の意識が非常に重要です。
自分の現在の英語力を知る→レベルに合わせた勉強をする(スキマ時間フル活用)→模試で時間配分を考える
この流れを意識して勉強に取り組んでみて下さいね。
時間を意識した勉強法で、皆さんのTOEICの点数が上がりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。