- TOEICのリスニングの勉強って何から始めればいいの?
- TOEICのリスニング対策を楽しみながらできる勉強法ってあるかな?
- リスニングの勉強におすすめな教材があれば知りたい!
TOEICのリスニングの勉強法で悩んでおられる方も多いのではないでしょうか?
特に日本人にとって、英語を聞き取るって難しいですよね。
でも、そんな読者様に朗報です!
「英語耳」というCDブックをご存知でしょうか?
このCDブックは、ロングセラーのリスニング教材なんです!
この教材を使いこなせれば、難しく感じるリスニングも楽しく勉強できますよ♪
「英語耳」で勉強して、TOEICのリスニングスコアが上がったという声も続出しています。
そこで今回は、TOEICリスニング対策におすすめの「英語耳」の勉強法をご紹介します♪
ぜひ、最後までお読みください!
Contents
【TOEIC】リスニングの勉強法は楽しく学べる「英語耳」が最強!
TOEICのリスニングの勉強法に最適な教材「英語耳」の名前だけは聞いたことがある方もいるかもしれません。
また、買ってはみたけれど、実際に「英語耳」を使って勉強していないという方もおられるのではないでしょうか?
リスニングの勉強って何から始めたらいいかわからないし、勉強法もいろいろあるので迷ってしまいますよね。
モチベーションを保つのも大変で、継続して勉強できないという悩みもあるかと思います。
そこでここからは、継続して楽しくリスニングの勉強をしていくために、一緒に「英語耳」の勉強法を詳しくみていきましょう!
「英語耳」
「英語耳」の最終的な狙いは、英語耳をつくることです。
本書によると、「英語耳とは、力を抜いてもほぼ100%聞き取れ、何時間でも疲れを感じることなく聞き続けられる「耳」のこと」。
こんなふうに英語を楽に聞けるようになりたいですよね。
でも、なぜ多くの日本人は英語のリスニングが苦手なのでしょうか?
まずはその原因ををみていきましょう。
日本人はなぜ英語のリスニングが苦手なのか
英語のリスニング力とは具体的にどんな力なのでしょうか?
「英語耳」では、リスニング力を次のように定義しています。
①英語の「音」を聞き取る力
②聞き取った英語の単語や文法を理解する力
そして日本人が英語のリスニングが苦手な理由は、大きく分けて2つ考えられます。
①英語の正しい音を知らないから
②英語の語彙力と読解力が不足しているから
では、これらの2つの理由を詳しく解説していきます。
【理由①】英語の正しい音を知らないから
英語を聞き取るうえでの大きな壁となりうるのが、この英語の音です。
英語には日本語にない音がたくさんありますが、どのくらいあるのかご存じですか?
なんと、90%近くもあるんです!
多くの日本人が英語を聞き取れないのも仕方がない気がしますね・・・。
意識的に英語の音を正しく身に付けないと、英語を聞き取ることは難しくなります。
なぜかというと、自分で発音できない音は、聞き取ることができないからです。
人間の脳には、発音できない音を発音できる音に置き換えてしまう性質があるんです!
例えば、以下のように英語が日本語に聞こえた経験はありませんか?
- What time is it now? (掘った芋いじるな)
- Monday night (問題ない)
- I need you. (兄、移住)
このように、知らない(発音できない)英語は、脳内で日本語に変換されてしまうのです。
さらに具体的に、英語を直接聞き取れない人と聞き取れる人の脳内を比べてみます。
以下は英語の「bat」(こうもり)という単語を聞いた時の例です。
- 「バット」と聞こえてきたな(英語の音を日本語の音に置き換えてしまう)
- 「bat」かな?「but」かな?(知識から答えを類推する)
- 「こうもり」っていう意味だな(意味を理解する)
- やっと「bat」のイメージがわく
このように英語を直接聞き取れないと、まず意味を理解するのに時間がかかります。
その上、聞き取りにも集中力を必要とされるのに、正確に理解できたとは限らないので効率が悪くなります。
- 「bat」だな
- 「bat」のイメージがわく
こうなると、聞いた瞬間に理解できるので、早く正確に、余計な集中力も使わずリラックスして100%聞き取ることができます。
このように、英語を正しく聞き取れないと、日本語に変換されてしまい、意味の理解も難しくなってしまいます。
【理由②】英語の語彙力、読解力が不足しているから
意味を理解できない語彙や文章も聞き取ることはできません。
文脈から推測できる場合もありますが、何度聞いても理解できないことのほうが多いでしょう。
また、話されている内容の背景についての知識がないと理解できないこともあります。
このように、リスニングには語彙力と読解力も必要になります。
このような理由でリスニングが苦手でも、正しい方法で勉強すれば必ず身に付きますよ♪
それでは、定評のある「英語耳」で紹介されている勉強法を詳しくみていきましょう!
リスニングの力を強化するには単語力も必要です。
単語対策から始めたい方はこちらをご覧くださいね!
【TOEIC】リスニングの勉強法には「英語耳」の発音練習が最強!
日本人が英語のリスニングを苦手とする理由がはっきりしたので、今度はリスニング力を身に付けるにはどうしたら良いか知りたいですよね!
「英語耳」では、リスニングには何よりもまず英語の正しい発音ができるようになることが大切と書かれています。
ここからは「英語耳」で紹介されている発音の勉強法についてみていきましょう!
勉強法① 英語の単音の正しい発音練習(第2章~第4章)
アメリカ英語の43個の発音をマスターします。
子音、母音、R音についての発音の基礎が身に付く勉強法です。
以下に、英語の単音の発音練習の手順とコツをまとめてみました。
- 「発音のポイント」を読み、最低限の発音方法を理解する
- 「Practice」では、テキストと付録CDを使ってくり返し声に出して練習する(ここがメインパート)
- 「Learn more」でさらに詳しい解説を読んで理解する
- 1回につき約20分~30分間毎日集中して練習すると、約1か月でひと通り発音できるようになり、約2~3カ月でかなり上達する
- 慣れてきたら、CDを使って「Practice」のパートだけ練習する
- さらに慣れてきたら、テキストなしでCDだけで練習する
- 時々自分の発音を録音して客観的にチェックする
- スポーツや楽器の基礎練習のように何度もくり返し練習する
最初は口の動きに慣れなくても、そこは訓練次第でスムーズに動くようになるので、心配はいりませんよ。
勉強法② 英語の音声変化の練習(第5章)
英語の音声というものは、勉強法①で練習した英語の単音だけではありません。
ナチュラルスピードの会話の中では、スムーズに発せられるように変化するので、練習した通りの音に聞こえないことが頻繁にあります。
音がつながったり消えたりすると、知っている音でも全く違う音になるために聞き取れなくなります。
なので、英語の音が変化するパターンを覚えると、話すのも聞くのも楽になりますよ♪
以下に英語の音声変化の5つのパターンをまとめてみました。
- 語尾の子音と語頭の母音がつながる(例:Take it easy.)
- 同じ子音が連続するときは2つ目だけ発音する(例:get to)
- 語尾の子音(破裂音)は消える(例:make up)
- あいまい母音は消失気味になる(例:animal)
- [t]は「ラ行」に近い音になる(例:Shut up!)
音声変化はネティブスピーカー(正しい発音ができる人)が楽に話すために自然に変化した結果なので、ほとんど意識せずに行われています。
「英語耳」第5章の詳しい解説を読んで付属CDで練習すれば、段々慣れて楽に変化させることができます。
勉強法③ 英語のメロディの練習(第6章)
第1章~第5章で英語の基礎練習ができたところで、今度は実践練習に入ります。
生の英語を使った「Parrot’s Law」という英語のメロディの勉強法をご紹介します。
この勉強法は、自分の好きな歌や会話を使った英語の総合練習で、英語のプロソディを身に付ける練習です。
英語のプロソディとは英語特有のメロディのことで、イントネーション、アクセント、リズム、ポーズ、音素などの総称です。
Parrot(オウム)に新しい言葉を覚えさせるために、初めは約2000回、次の言葉からは約200回くり返し聞かせることから名づけられた方法です。
それぞれの英語の音をトータルで1000回以上練習すると、正しい発音が身に付きます。
それではここから、Parrot’s Law勉強法の3つのステップをみていきましょう!
【Parrot’s Law ステップ1】歌を使った勉強法(300回)
- 第6章の最後にある「Amazing grace」の歌詞と付録CD
- 自分の好みの歌
- これまで練習した発音を意識しながら、第6章の最後にある「Amazing grace」の歌詞と付録CDで、スムーズに口が動くようになるまで準備練習する(約100回)
- 自分の好きな歌(ゆっくりはっきりしたバラード調の曲)を歌詞は見ないで聞く(約100回)
- 発音記号を歌詞に付けて、発音記号を読みながら聞く(約100回、文頭から順に英文解釈しながら)
- 意味も分かり音にも慣れてきたら、発音記号ではなく、なるべく歌詞を見て一緒に歌う(約100回)
この歌を使った発音練習はステップ2に進んだ後も続けると、さらに効果があります。
英語の歌になじみがない場合は、ステップ1の代わりに次のステップ2から始めてもよいですが、その場合も同じ2~4の手順でトータル約300回くり返しましょう。
【英語耳ドリル(改訂版)】
【Parrot’s Law ステップ2】短い会話を使った勉強法(100回)
- 自分の好みのもの(英会話のCDや英語のインタビューや演説など)
- スクリプト(原稿)のあるもの
- 初めはスクリプトを見ないでひたすら聞く(約30回)
- スクリプトにわからない単語の発音記号と意味を書き込み、発音記号を見て聞く(約30回)
- スクリプトを見て、文頭から内容を解釈しながら音源に合わせて発音する(約30回)
- スクリプトを見ないで音源を聞き、リスニングできるか確認する(約10回)
- 自分の好みの教材を選ぶ(映画や海外ドラマなどがおすすめ)
- たくさんの教材を中途半端に勉強するよりも、1つの教材を集中して約100回勉強すると、発音、意味、英文のイメージや情景が脳内にしっかりインプットされ、その後の英語学習の効果も上がります。
【Parrot’s Law ステップ3】少し長い会話を使った勉強法(100回)
- スピーチやインタビューなどの音源とスクリプト(少し難しくてもナチュラルなスピードのもの)
- 自分の好みのもので、10分程度にまとまったもの
- 初めはスクリプトを見ないで聞く(約30回)
- スクリプトのわからない単語の発音や意味を調べたら、スクリプトを見て聞く(約30回)
- スクリプトを見て、文頭から内容を解釈しながら音源に合わせて発音する(約30回)
- スクリプトを見ないで音源を聞き、リスニングできるか確認する(約10回)
- 自分の好きな教材を選ぶ(月刊英語雑誌の俳優インタビュー、映画、海外ドラマなど)
- 何度もくり返して勉強する
英語をもっと短期間で上達させたい!
そんな方は第二言語習得理論に基づいてコーチングしてくれるスピークバディ(旧スパルタバディ)で猛特訓してはいかがですか?確実に英語力アップしますよ!
【TOEIC】リスニングの勉強法には「英語耳」の英文読書がおすすめ!
これまで、TOEICのリスニング対策の勉強法では、英語の発音を習得することが大切だということを詳しくみてきました。
それでは、発音を勉強した後はどうすれば良いのでしょうか?
「英語耳」では、くり返し発音の勉強をして音を聞き取ることができても、意味の理解はまだしっかりできていないので、リスニング力がついた英語耳になったとは言えないと書かれています。
そのために必要なのは、語彙力と読解力となります。
語彙力はある程度の数を発音と一緒に習得する必要があります。
知らない単語や表現があると、音は聞き取れても意味が分からないからです。
また読解力がないと、文法、文の構造、意味を理解できないので、いくら英語を聞いても聞き取れません。
読解力には、
- 英語を英語のまま文頭から理解する力
- 話すスピード以上の速度で英文を理解する力
- 内容の背景を把握する力
- 文法を知り文の構造を理解する力
などが含まれます。
これらの語彙力と読解力を習得するのにおすすめなのが、英文読書です。
正しい発音練習に加えて英語の本を多読すると、TOEICのリスニングにも効果があります。
「英語耳」の著者の仮説によると、英文を黙読する時、目からの情報が脳に届いて脳内で音が無意識のうちに再生され、「目で聞く」状態になるからです。
英語の本の選び方
英語の本を多読するには、自分の英語力のレベルに合った本を選ぶことが大切です。
英語の本の種類を難易度順にまとめると、以下のようになります。
- 絵本
- Graded Readers(グレイデッド・リーダーズ)(ネイティブスピーカーの小学生レベルの内容)
- ラダーシリーズ(初級の日本人向けに作られた本で、難易度別になっている)
- ペーパーバック
- 専門書
英語の本を選ぶときに気を付けたいポイントを押さえておきましょう。
- TOEIC300点以下のレベルの方には、CD付き絵本「Frog and Toad Are Friends」(邦題:「ふたりはともだち」Arnold Lobel著)シリーズ4冊など
- TOEIC400点~500点程度のレベルの方には、ラダーシリーズの3、4レベル(IBCパブリッシング社)
- 「Holes」(Louis Sachar著)を最後まで読めれば、他のペーパーバックも読破できるようになる
- ペーパーバックは、裏表紙などに「New York Times #1 Bestseller」と書かれているものやシリーズものがおすすめ
また、英語の本を多読するときの原則に沿って進めていきましょう。
- 辞書は引かない(辞書なしである程度内容がわかる本を選ぶ)
- わからないところは飛ばして読み進める(わかるところをつなげて読む)
- つまらなくなったら途中でも止める
引用:英語多読研究会SSS
もともと知っているストーリーを選ぶと、続けやすくなりますよ。
【TOEIC】リスニングの勉強法は「英語耳」で楽しく学ぼう!
今回は、TOEICリスニング対策に最適な勉強法について書かれている「英語耳」をご紹介しました!
「英語耳」の内容は、以下のとおりです。
- 日本人が英語のリスニングが苦手な理由2つ
- 勉強法①単音の発音練習(付録CDで)
- 勉強法②音声変化の発音練習(付録CDで)
- 勉強法③英語のメロディの発音練習(歌、短い会話、少し長い会話を使って)
- 英文読書のすすめ(語彙と読解力をつけるため)
苦手なリスニングの勉強を継続させるには、好みの教材を使って楽しみながらくり返し勉強することが大切ですね♪
毎日の歯磨きのように習慣化して、英語耳を手に入れましょう!
「英語耳」をフル活用すれば、TOEICのリスニング力もグンと上がってきますよ♪
その他にも、TOEICの勉強法についての記事がありますので、ぜひ参考になさってください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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