- IELTSのスピーキングってどんな感じ?
- 質問されたら、どうやって返せば良い?
- スピーキング力がすぐに上達する方法って?
IELTSのスピーキングは、ライティングに続いてスコアが伸びにくいセクションと言われています。苦手意識がある方も多いのではないでしょうか。
語彙も文法も知ってるのに会話ができない・・・
それは、英語のコミュニケーション方法を知らないだけかもしれません。
突然ですが・・・
Do you get along well with your family?
(家族と仲は良いですか?)
こう聞かれたら、なんと答えますか?
Yse. / No.
だけで返事してませんか?
今回はTOEICのスピーキングセクションで成功する10のコツを紹介していきますが、これは日常会話やビジネス英語でも使える「話す英語」を身に付けるにも役立ちます!
ぜひ最後までお付き合いください♪
Contents
IELTSスピーキングセクションの構成
テスト当日は試験官と1:1のインタビュー形式で行われます。
Part1・2・3と分かれており、試験時間はトータルで11分〜14分あります。
試験の大まかな流れは以下ようになっています。
インタビュー 4〜5分
試験官から、家族・友達・仕事のことなど身近な話題を質問されます。
スピーチ 3〜4分
スピーチするテーマが書かれたカードを渡され、1分間考える時間が与られる(メモしてOK)
▼
テーマについて1~2分間のスピーチをする。
▼
試験官からテーマ内容に関して質問を受ける。
ディスカッション 4分〜5分
試験官とPart2のテーマに関連した問題について話し合う。
安心してください!
話が続けらるコツも次の項目で紹介していきます♪
IELTSスピーキングが上達する10のコツ
それではスピーキングが上達する10のコツをみていきましょう。
自分が出来ている所、出来ていない所を確認しながら読み進めてくださいね!
①フォーマルな英語を使う
会社の面接だと思って、フォーマル英語を使うようにしましょう!
フォーマル英語を使うことによって語彙力のアピールになる上に、言葉の説得力が増します。
カジュアル | フォーマル |
can you 〜? | could you〜? |
I think | I believe/ In my view |
I want to | I would like to |
talk about | discuss |
I don’t like (the colour) | I’d prefer to (use different colour) |
スマートな印象も与えられるので、カジュアル英語が癖になっている方は「フォーマル英語で話す」練習をしてくださいね!
②質問にはなるべく詳しく答える
「Do you have a large or small family?」
(あなたは大人数の家族、それとも少人数?)
と聞かれたら
「I have a small/large family. 」
“My immediate family is small. It’s only my parents, elder brother, my husband and me. But I have four uncles, aunts and many cousins.”
(私の身内の家族は少ないです。両親、兄、夫と私だけですが、伯父叔母が4人といとこが沢山います。)
これくらい答えられるといいですね♪
慣れてきたら、普段あまり使わない”immediate family”など語彙をアピールできる単語も混ぜて話せると更に良いです!
親族関係を表す英語 | |
immediate family | 近親者(両親、兄弟、配偶者、自分の子供) |
extended family | 近親者含む、祖父母、伯父叔母、いとこ |
spouse | 配偶者 |
sibling | 兄弟(男女関係なし) |
elder brother/sister | 兄・姉 |
younger brother/sister | 弟・妹 |
uncle/aunt | 伯父・叔母 |
cousin | いとこ |
冒頭の質問Do you get along well with your family?(家族と仲良いですか?)
と聞かれたら、
“I do get along with them most of the time, I’m close to my mother’s like my best friend. But when I was younger, there was a period of time that was not so.”
(私は家族とほとんどの時間仲良くしています。私と母は親友みたいに仲良しです。でも私が若かった時はあまりそうでもない時がありました。)
家族の中でも誰と1番仲が良いのか、今はこうで過去はこうだったなど加えることができます。 あとは、どのくらい仲が良いのか(頻繁に出かける、食事をとるなど)も長いセンテンスで話せますね♪
③はっきりと聞き取れるように話す
アクセントを気にして小声で自信なく答えてしまうのはダメですよ!
IELTSは世界中で受けられていて、それぞれの国にアクセントがあります。
アクセントがあるからって減点にはならないので恥ずかしがらずに話しましょう。
あとは、リンキング(言葉と言葉を繋ぐ話し方)をしてネイティブっぽく話そうとする必要もありません。
リンキングで発音が間違っていると試験官は「???」となってしまい採点できせんよね。
私がIELTS life skilを受けた時(試験官1:受験者2名の会話形式)、相手の受験者の方がまさにこの喋り方でした。 何を言ってるのか全く聞き取れず会話にならなかった経験があります・・・
1つ1つの単語をクリアに、しっかり聞こえるように話すように心がけましょう!!
④Overuse(オーバーユース)を避ける
“good,” “okay,” “happy,” “sad,” “nice,”
などを簡単で便利な単語をオーバーユース(多用)せず、もっと幅広く、的確な意味の語彙を使うようにしましょう。
オーバーユースを避ける単語 | |
good | satisfying
stunning positive |
okay | sure
indeed agreed |
happy | cheerful
glad delighted |
sad | evil
diseased defective |
nice | hilarious
enjoyable incredible |
紹介した単語は、イギリス人との会話によく頻出する表現です。
niceはイギリス人っぽく “lovely”と言うのも良いですね。
テストで語彙力が評価されるのはもちろん!日常生活でも自分の気持ちを幅広く表現できるので、話すのが楽しくなります♪
多用している言葉がないか、テスト前に1度確認してみてくださいね。
スピーキングにおいては、ぜひこの表現の語彙力をたくさん磨いてください!
⑤早く話そうとしない
ネイティブ並のスピードで喋る必要はありません!焦って早く話さなくて大丈夫です。
遅すぎても良くないですが、試験を通して一定のスピード・リズムになっていた方が良いです。
とくに試験の始まり、自己紹介から少しゆっくり目に喋るのを心がけてください。
テスト後半になるにつれて難しい話題になっていくので、余裕を持って話せるスピードの方が気持ちも楽になりますよ。
⑥外国語(英語以外)の単語には説明を加える
例えば、あなたの出身地を聞かれたらなんと答えますか?
「I’m from Hokkaido.」
これでも正解ですが、外国の方はどこだか分かりませんよね。
英語とは違う聞き慣れない音の響きなので1回では通じない場合もあります。
“I’m from an island in the northernmost of Japan called Hokkaido.”
(私は日本の最北にある島、北海道という所からきました)
など、日本特有の単語を言う時は何なのか/どの辺なのか分かるように説明しましょう。
⑦質問と違う答えをしない
話を続けようとするのは良いですが、話題を膨らましすぎるのは良くありません。
質問から脱線した事を話すと、試験官に「質問の意味が分かってないのかな?」と思われてしまいます。
1つの質問に2センテンスほど答えられれば十分なので、無理に話を続ける必要はありませんよ!
また、意味が分からず推測で話しだすのも、会話が成立しないと判断されてしまいます。
3つのケースから、対処法を紹介します。
- 単語の意味が分からなかったら
“Sorry, I don’t know the word “_____” , please could you tell me what it mean?”
(すみません、_____という単語を知りません。教えていただけますか?)
と聞いてください。
- 文章自体の意味が分からなかったら
“Sorry, please could you rephrase the question?”
(すみません、質問を言い換えていただけないでしょうか?)
と聞き、言い換えてもらうようにしましょう!
- 早すぎて聞き取れなかったら・・・
“Sorry, I didn’t quite get that. Could you speak more slowly, please?”
(すみません、少し分かりませんでした。もう少しゆっくり話していただけますか?)
ゆっくり喋ってもらえるようにお願いしてみるのも有りですよ。
1番してはいけないのは黙ってしまう事と、質問と全く違う話をする事です!
pleaseは「(〜して)ください。」という意味なので何かをお願いするときは必ず言うようにしましょうね。 言うタイミングは前後どちらでも大丈夫です♪
⑧スラングを使わない
スラングとは、例えば「you know ?」や「do you know mean?」などですね。
他にもスラングと知らずに使ってしまっている単語もあるんですよ。
kids →children
things・stuff → items
スラングではないですが、これらもテスト中に使うのは控えましょう!
going to →gonna「ガナ」
got to →gotta「ゴダ」
want to →wanna「ワナ」
省略すると、カジュアル過ぎる印象を与えてしまいますので注意してくださいね。
⑨テンプレートはなるべく使わない
答えをテンプレートで用意しておき、その文章を暗記する方法はおすすめできません。
予想外の質問だった時に上手く返せない場合があります。
試験官が聞きたいのはあなたの生の英語です。
丸暗記した文を喋っているのはすぐに分かってしまいます。
YouTubeなどにIELTSスピーキングのテスト動画がたくさんあるので、参考にしてみてください♪ 使えそうな言い回しはメモしておくと良いですね!
⑩印象をよくする
印象に関しては全くスコアには直接関係ありません。
しかし、試験官に好印象を持ってもらえた方がいいに越した事はありませんよね。
清潔さ・正しい姿勢と笑顔でインタビューの流れをスムーズに運んでいきましょう!
試験当日のモチベーションアップにもなるので見た目に気を使うのを忘れずに♪
IELTS初心者でもスピーキングが上達する10のコツまとめ
まとめると
- カジュアル英語をフォーマル英語に
- 質問には2センテンスで答える
- はっきりと聞き取れるように話す
- 単純な単語の多用はしない
- ネイティブっぽく早く話そうとしない
- 日本独自の単語には説明を加える
- 質問内容に沿ってない話はしない
- スラングは使わない
- テンプレートは要らない
- 笑顔で印象アップ!
緊張して「話さなきゃ!」と焦ったときは深呼吸して、相手(試験官)の目を見てしっかりコミュニケーションをとるようにしましょう。
IELTSの試験官は決まった質問があり、それに沿ってテストを進めています。
次の質問内容まで答えてしまうぐらい、自信と余裕を持って話せると良いですね♪
IELTSライティングセクションについてもこちらの記事で詳しく紹介しています。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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これだけで終わってしまうと、話は弾みませんよね。
IELTSの場合ですと、〜4.0レベルの評価になってしまいます。