- IELTSのスコアと留学の関係って?
- 留学にIELTSのスコアは有効?
- 海外の大学で必要なIELTSスコアを知りたい!
海外留学を視野に入れた時に、やはり気になるのは英語力ですよね。
留学が目前に迫ってきた時に、英語力を証明できるものがないと焦ってしまいませんか。
早くから具体的な留学先の大学に証明できる試験のスコアやスキルを確認しておくと、しっかりとした対策ができますよね。
英語力を測る試験としてTOEICやTOEFLは有名ですね。
実はIELTS(アイエルツ)という試験も世界では有名なのをご存じですか?
今回は、多くの大学に必要とされるIELTSスコアの必要性についてお伝えしていきたいと思います。
各国の大学に留学する際の必須スコアもご紹介いたしますので、ぜひご覧ください♪
Contents
IELTSは海外留学に必須??基準を知って留学に備えよう!!
なぜ海外留学にIELTSのスコアが必要なのか気になりますよね。
IELTSは現在世界の、百数十カ国で実施されています。
世界でも有名な信頼性の高い英語運用能力の試験なので、多くの大学や教育機関で英語力の証明として認められていますよ。
そのため希望する留学先の大学でも、IELTSを採用されていることが多いのです。
受け入れる側が試験のスコアを採用する理由には、海外の生徒の英語力が分からないまま受け入れることには不安があります。
生徒としても入学後、英語力が足りないばかりか授業に追いつかず、才能や向上心はあれど結果が残せなくてはとても残念で悔しい思いをしてしまいますよね。
そこで、入学する前に英語スキルがどれくらいなのかを証明できることが重要なポイントです。
国際的に認められた英語力を判定する試験であれば、基準があるので英語力も一目で分かりますよね。
生徒の英語力が分かれば、大学側としても留学生を安心して受け入れることができます。
またIELTSスコアは、イギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドでは、ほとんどの高等教育機関で英語力の証明として認められています。
アメリカでもTOEFLに代わる試験として、採用する大学が増えてきていますよ。
希望する留学先の大学によっても、必須試験が異なってきますので事前にしっかりと確認しておくとよいでしょう。
IELTSとはどのように英語力を判定する試験なの?
IELTSのスコアが海外留学に必要なことが分かりましたね。
では皆さんは、IELTSとはどのような試験かご存じでしょうか?
IELTSはケンブリッジ大学の英語検定機構とブリティッシュ・カウンシルによって運営されており、日本では現在、日本英語検定協会が試験の運用をしています。
IELTSにはライティング・リーディング・リスニング・スピーキングがあり、全てのテストを受ける必要があります。
おおよそですが2時間45分の試験です。
この4つのテストの合計点数によって自分の英語スキルに得点をつけることができます。
合格・不合格といった結果ではなく、自分がどれだけの英語力を持っているか、証明するテストがIELTSです。
全てがコンピューター受験のTOEFL iBTとは違い、ペーパーで行われる試験と試験官との面接でなっています。
さらにIELTSには2つのコースがあります。
- アカデミック・モジュール
- ジェネラル・トレーニング・モジュール
アカデミック・モジュールとは海外の大学や大学院を受験する際に、英語力が学校のレベルに達しているかを確認できるコースです。
ジェネラル・トレーニング・モジュールは学業以外の研修や仕事、移住を計画している人に向けたコースになっています。
留学を考えている方はアカデミック・モジュールコースを選択することを忘れないようにしましょう。
IELTSのテストについて、さらに詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
世界の大学で必要なIELTSスコアとは
IELTSスコアの重要性と試験内容についてお話しましたが、IELTSのスコアレベルについても説明しますね。
IELTSスコア 5.0~5.5
英語の構成は間違うこともありますが、大体の状況が理解でき、自分の慣れた状況であればコミュニケーションを取ることが可能
IELTSスコア 6.0~6.5
英語の構成は間違うこともありますが、応用の効いたコミュニケーションを取ることが可能
IELTSスコア 7.0~7.5
まれに英語の構成は間違うことがありますが、複雑な英単語を使ってコミュニケーションを取ることが可能
IELTSスコア 8.0~8.5
まれに小さな間違いがありますが、十分に英語を使うことができ、複雑な話を理解して会話をすることが可能
IELTSスコア 9.0
正確かつスムーズに英語を使うことができる
スコア6.0以上あれば日常会話には困らない程度ですね。
また7.0以上になれば、複雑な英単語を使用することができるので、かなりのハイスコアです。
スコアによるレベルがわかったところで、実際に留学するためには、どれくらいのスコアが必要になるのか気になるところですよね。
それでは留学先で人気の国の中から、4カ国をご紹介いたします。
イギリス
イギリスの大学ではIELTSスコアが、大学によって差はありますが6.0から7.0以上と言われています。
大学院では7.5以上のスコアを持っていることが、入学許可の条件となっている学校もありますよ。
世界的にも入学の条件が厳しい大学が多いと言われています。
また、イギリスは他国と違いビザ申請用のIELTSが必要です。
イギリスでは他国と違いビザ申請用のIELTS試験IELTS for UKVIがあります。
イギリスのイミグレーションへ直接提出することのできる試験のSELT(イギリスのビザ申請のために必要な英語能力証明テスト)の受験を、考えている人に必要な試験です。
アメリカ
アメリカではIELTSスコア5.0〜7.0以上、大学院で7.0〜7.5以上を条件にしています。
なかには、8.0を入学の条件にしている大学もあり、スコアに幅があるので自分にあった大学を見つけやすいというメリットもありますよ。
日本の学校で教えられている英語は、アメリカ英語の影響を強く受けています。
そのため、英語圏の中でも発音を聞き取りやすいことなどから、留学先として定番の国ですね。
カナダ
カナダでは6.5〜7.0以上のスコアを求めている大学・大学院が多く、日常会話がしっかりとこなせることが条件となっています。
大学生活において他生徒との会話や、自分の疑問を先生に質問できることも重要です。
ホームステイをする場合、ホームステイ先の家族ともうまくコミュニケーションを取れないと不便なことも出てくるので、留学する前には日常会話がこなせるように準備しましょう!
カナダは料理も美味しく、治安も比較的良い方で、英語の発音もしっかりと聞き取ることができるので、留学先として根強い人気があります。
オーストラリア
オーストラリアではスコアが6.5〜7.0以上を条件にしている大学が多いです。
平均的にハイスコアを取得することを条件にしており、質の高い研究を求めていることがよくわかります。
オーストラリアの英語は、日本で学習する英語とはアクセントが違ったり、オーストラリアだけで使われている言い回しなどもあるので、そちらも事前に勉強しておくと安心ですね!
またオーストラリアの学生ビザの取得には書類によるビザ申請の前に、電子入学許可証を提示する必要があります。
IELTSのスコアや入学試験のほか、学生ビザの申請に必要な書類などの準備も忘れないようにしましょう。
IELTSスコアの仕組みをより詳しく解説されている、こちらもご覧ください。
IELTSのスコアを手に入れて夢の留学生活を楽しもう!!
今回はIELTSスコアと留学についてお伝えしました。
- IELTSスコアが留学に必要な理由
- 受けるべきIELTS試験の種類
- スコアレベルごとの解説
- 世界の大学に必須なスコア
大学のレベルによってスコアが変わるので、留学を考えている方は行きたい大学に必須なスコアを確認してくださいね。
また留学先の国によって文化や英語の言い回しなど、さまざまに違うことがあります。
英語や大学の勉強はもちろんのことですが、生活に関係する部分の勉強も必要ですね。
せっかくできた学校の友達や先生たちと会話が思うようにいかないと、ホームシックになりやすくなることもあります。
貴重な留学生活を楽しめないのはもったいないので、しっかりと準備をして夢の留学生活をスタートさせてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。