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英語が話せたら何ができる?
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就職は有利になる?
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英語を話せるようになるには何をすればいい?
英語を勉強する目的は、大きくわけると2つになるのではないでしょうか?
- 英語を話せるようになりたい
- 試験で良い点数を取りたい
どちらも大事ですが、それぞれ勉強方法は違います。
話せるようになる勉強と試験で良いスコアを取る勉強は、どちらかを勉強すれば自然にもう1つが上達していくというものではありません。
試験で良い点数を取ったら履歴書に書けて就職に有利に働くのは分かりやすいですが、英語を話せるという能力も就職に利用できるのでしょうか?
現在、英語が話したい!と思って勉強している方、英語を話せるようになると就職がどう有利になるのか?そして話せるようになるためにはどうすればいいのか?
解説していきます!
Contents
英語が話せたら就職に有利?あると便利な資格とは?
英語が話せたら就職は有利なのか?
答はYESです。
これは英語だけではありませんね。
資格がある人とない人、履歴書や面接という数分で判断しなければいけない採用試験の場では、目に見えて分かるものが重要視されがちです。
でも、実際働きだしてから必要なのは、テストの点数ではなく実践力。
働き出してから英語を使う職場であればあるほど、面接で英語を話すことを求められたり、ビジネスの場面での英語の対応能力を求められるでしょう。
あなたがどの仕事に就きたいと考えているかによって英語を話せる能力は重要度が変わりますが、話せることは就職や転職を有利に進めることができます。
英語が話せることをアピールできるものは
- TOEIC スピーキングテスト
- GCAS
- 日商ビジネス英語検定
- TQE (翻訳実務検定)
- 観光英語検定
これらの資格です。
TOEIC / スピーキングテスト
TOEICスピーキングテストは約20分のテスト。
ネイティブスピーカーともノンネイティブスピーカーとも、日常生活やビジネスシーンにおいて、適切な英語を使用することができるかどうかを判定します。
内容 | 問題数 | 解答時間 | 課題概要 | 評価基準 | 採点 スケール |
---|---|---|---|---|---|
Read a text aloud (音読問題) |
2 | 各問45秒 (準備時間 各45秒) |
アナウンスや広告などの内容の、短い英文を音読する |
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0~3 |
Describe a picture (写真描写問題) |
1 | 45秒 (準備時間 45秒) |
写真を見て内容を説明する | 上記の事柄すべてに加えて
|
0~3 |
Respond to questions (応答問題) |
3 | 15秒または30秒 (準備時間 0秒 ※各質問とビープ音の間に3秒) |
身近な問題についてのインタビューに答えるなどの設定で、設問に答える または、 電話での会話で、設問に答える |
上記の事柄すべてに加えて
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0~3 |
Respond to questions using information provided (提示された情報に基づく応答問題) |
3 | 15秒または30秒 (準備時間 45秒 ※各質問とビープ音の間に3秒) |
提示された資料や文書(スケジュール等)に基づいて、設問に答える | 上記の事柄すべて | 0~3 |
Propose a solution (解決策を提案する問題) |
1 | 60秒 (準備時間 45秒) |
メッセージなどを聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する または、 会議の内容を聞き、その内容を確認した上で、問題の解決策を提案する |
上記の事柄すべて | 0~5 |
Express an opinion (意見を述べる問題) |
1 | 60秒 (準備時間 30秒) |
あるテーマについて、自分の意見とその理由を述べる | 上記の事柄すべて | 0~5 |
TOEICは英検に続き、日本国内では認知度が高い英語資格試験。
一般的にTOEICいうと、TOEIC Listening & Reading Testのことを指しますが、TOEICには
- Listening & Reading Test
- Speaking & Writing Tests
- Speaking Test
があります。
スピーキング能力を『資格』として示したい場合や力試しをしたい時は、Speaking Test / Speaking & Writing Testsを受験すると良いでしょう。
Linguaskill Business(リンガスキル・ビジネス)
出題内容が広範囲で、またビジネスに特化したコンテンツであることが、リンガスキル・ビジネスの特徴です。
コミュニケーションツールとしての英語力だけでなく、グローバルな人材を育成するために利用されるテスト。
販売・仕入れに関する顧客への提案・商談、組織での研修プログラムといったテーマから問題が出題されます。
ただ、これら2つの資格は、英語が話せる能力を分かりやすく示すためには有効ですが、受験会場が少ないのが難点です。
TOEIC スピーキングテストは、東京・神奈川・埼玉・愛知・大阪の5ヶ所
リンガスキル・ビジネスは、東京・大阪のみです。
でも、わざわざ遠方から試験を受ける必要はありませんよ! そんな時は面接の場でしっかりアピールしてしまいましょう!
日商ビジネス英語検定
ビジネス、特に商社や海外取引で使える英語力を持っているかどうかを判定する検定です。
電子メール、レター、企画書などの英文や、海外取引の書類を題材にしているので、英語を使う仕事に就こうかなと検討し始めた時に受けておくと、ビジネス知識も得ることができるので一石二鳥です。
1級~3級まであり、1級では、契約書の作成、プレゼンテーションやネゴシエーションなども出題されるので、とても実用的です。
受験しやすいですね!
TQE (翻訳実務検定)
翻訳の仕事に就きたい場合に有効なのがこのTQEです。
翻訳は限られた時間の中で正確に翻訳することが求められるので、一般的なビジネス英語とは少し違っています。
70点以上で「翻訳実務士」に認定されるので、翻訳者を目指す方は受けておくべきでしょう。
観光英語検定
一般的な英語は、話す(speaking)、聞く(litening)、読む(reading)、書く(writing)という4技能を必要としますが、観光で使用する英語は違っています。
というのも、日本に来た外国人旅行者に日本のことを説明したり、その逆であったりするからです。
英語力はもちろん、旅行先の名所や文化、コミュニケーションを取りながら、相手が必要としている情報を伝えることが必要となります。
英語に関係する資格を40種類、集めて紹介しています!
あなたが取りたい資格、こちらで探してみて下さいね!
英語が話せる人ができること
英語が話せるようになると、あなたの世界は広がります。
母国語のように、とまではいかなくても、英語で自然な会話ができたら、あなたはどうしたいですか?
ビジネスチャンスが広がる
英語が話せると言っても、ネイティブと会話できる英語力とビジネス英語も完ぺきにこなせる場合とでは違いますが、それでも就職の幅は広がるでしょう。
たとえば、旅行など観光業関連。
日本に来る外国人旅行者、日本からの外国への旅行者、どちらにとっても英語が話せる人材は必要不可欠です。
英語が喋れるということは、多くの国の方とコミュニケーションが取れるということ、この点は旅行や観光面で有利です。
また現在のグローバル化社会を考えると大手企業になればなるほど、英語が話せる人材は必要です。
ビジネスで英語を使っていなくても、業務を続けていくうちに必要な語彙力や対応力は身に付いていくことでしょう。
また日本語教師や英会話講師の需要も高まっています。
グローバル化社会で生き抜く力を身に付けさせたいと、小さい頃から英会話を習わせようと考える親も少なくありません。
そして日本で進学・就職を目指す外国人に日本語を教える人材も必要とされています。
そのほか、翻訳の仕事など、英語を話せることを強みにできる仕事はたくさんあります。
それぞれに英語力以外の資格を取らなければならない場合もありますが、英語を話せない人よりもかなり楽であることは間違いありません。
翻訳の仕事がしたい!そうお考えの方はこちらの記事も参考にしてみて下さいね。
翻訳者になるための方法もお伝えしていますよ!
人脈が広がる
英語が話せるようになると、これまで話せなかった人と話せるようになりますね。
日本で外国人観光客と交流・・・は難しいかもしれませんが、外国へ行った時の移動中やショッピングの時に、現地の人と他愛ない会話ができると、素敵ですよね!
ガイドブックには載っていないオススメの場所を教えてもらえたりするかもしれませんね。
洋画を字幕なしで見ることができる
映画が好きな人には、かなり嬉しいところです。
ハリウッド映画を見たい時、字幕を見ていると文字を読まなければいけないので、映像に集中できないんですよね・・・。
だからと言って、吹き替えはやっぱり声が違う!
英語が話せるということは、同時に聞けるということ。
洋画をそのまま見て理解できるって、字幕のわずらわしさがなくなりますし、それ以上に字幕なしのオリジナルを見れている自分自身に優越感を感じることもできますよ!
どうしてもハリウッドスターの声に違和感を覚えることが多々あります。 英語力が就職に有利になることが分かったところで、では英語を話せるようになるためにはどうすればいいのでしょう? 現地で生活するのが良いのは分かっていてもなかなか簡単に留学や長期旅行は難しいのが現実。 でも大丈夫! 日本で普通に生活をしていても、あなたの努力次第で英語を話せるようになることは可能です。 英語を話す場がないと英語は話せるようにならない? そう思うのは当然ですし、それは確かですが、必ずしも必要なものではありません。 自宅でスピーキングとリスニングを鍛えることは可能だからです。 最初にある程度の単語力と文法力は必要ですが、英検2級・TOEIC600点程度の英語力が付いたら、シャドウイングで練習してみましょう。 聞こえた英文をすぐ後ろからshadow(シャドウ)のように追いかけて発音すること。 少しやってみると分かりますが、聞きながら話さないといけないので、かなりの集中力が必要となります。 自分の話している音を録音しておくとさらに効果的! 聞いている音とどこがどう違うのかが分かってきて、よりネイティブに近づけます。 自分で練習するだけでも英語力は身に付けることができるのですが、それで就職の面接に行くのは不安ですよね・・・。 いきなりネイティブと話せと言われても、緊張していつもの力が発揮できない場合も。 そんな時はオンラインで英語の会話ができる場所を探してみましょう。 今は好きな時間にオンラインレッスンを申し込むことができるので、とても便利です。 英語が「書ける」「読める」という能力ももちろん大事ですが、日本の学校での勉強では「話せる」能力はあまり鍛えられません。 だからこそ、「話せる」力を身につけておくことは、これからのグローバル化の時代にとても必要なことです。 自然な英語が話せる人は、面接官に欲しい人材だと思わせることができますから。 就職や転職に英語が必要ない方でも、洋画を見る時、洋楽を聞く時など、ちょっとした時に英語がすんなり理解できるのは、やっぱり嬉しいもの。 どちらにしても、人生がより豊かになるのは間違いないですね! 最後までお読みいただき、ありがとうございました! 英語を話すためにやるべきこと
スピーキングとリスニングを鍛える
英会話ができる場をみつける
英語が話せたら就職に有利?話せるようになるためには何が必要?まとめ