- TOEICまで勉強する時間が取れない!
- でも点数はアップさせたい!
- 英語学習のモチベーションが下がってきた・・・
TOEICは、日本企業の多くが採用・評価の基準に取り入れている英語のテストです。
日本で最も知名度が高い英語試験の一つですよね。
就職や転職が有利になるだけではなく、社内評価にも影響する試験なので、定期的に受験している方も、いらっしゃると思います。
しかし、張り切って申し込みをしても、実際「勉強する時間がない」「点数が伸びない」という悩んでいる方、おられませんか?
そんな方のために今回は、時間を意識したTOEIC 点数アップの対策をお伝えします。
ぜひ参考にしてくださいね♪
Contents
【TOEIC 勉強法】勉強できる時間を探し出してみよう
せっかくTOEIC受験を申し込んだのなら、1点でもハイスコアを取りたいと思うのは当然です。
実は、TOEIC点数アップには、本来はそれなりの勉強時間が必要です。
Oxford University Pressは、TOEIC開発に関わった元早稲田大学の三枝幸夫氏の研究をもとに、目標点数達成に必要な学習時間を発表しています。
表の縦の数字は現在の自分の点数で、表の横の数字は目標の点数です。
例えば、前回のTOEICの点数が550点で、次回の目標が650点だったとすると、100点アップのために225時間の勉強時間が必要、ということになります。
TOEICテスト当日まで、あと30日間あったとしても、一日7時間以上、TOEICのために勉強をしなければいけないことになります・・・。
もちろん、もともとの英語力で勉強時間は変わりますが、思っているよりたくさん時間がかかる、と思いませんでしたか?
TOEIC は年10回、テストが開催されます。
繰り返し受験し、勉強に取り組んでいれば、1年後には今よりハイスコアを獲得できます!
でも1年受験し続けることって難しいですよね・・・。
- 忙しくて何度も受験できない!
- 受験料もバカにならないし、少ない受験回数でスコアアップしたい!
そんな方に、まとまって勉強する時間がなくても点数アップするコツをお伝えします!
対策1: TOEICの2時間に慣れて点数アップ
TOEICはリスニング45分+リーディング75分、休憩なしの2時間テストです。
休憩なく2時間って結構大変なんですよね・・・。
試験時間に慣れるために公式問題集を2時間で解く練習をしておくことをオススメします。
この「2時間」が最大のポイント。
自分なりの時間配分を考えたり、試験時間に慣れる練習になるので、とても効果のある対策になります。
ぜひ、本番とできるだけ近い状況で練習してみてください。
椅子に座って、携帯の電源を切って、飲み物も飲まないのです。
これが本当のテストと同じ2時間です。
これはテストと同じ状況ではありません。
この練習を1回でも多くできれば、テストを乗り切る体力と集中力もついていきます!
もちろん、すきま時間にコツコツ勉強をしたり、リスニングとリーディングを分けたりと自分なりに工夫した勉強も効果的です。
その積み上げた努力は、確実に点数アップにつながってますよ。
対策2:移動時間を利用してリスニングトレーニング
「2時間取ることができない。でも少しでも点数アップしたい!」という方もたくさんいるはずです。
そんな忙しい方に向けての対策はこれ!
移動時間にリスニング問題をすることです。
ポイントは「移動中」に「問題を解く」ということです。
残念ながら、大人になってからでは、聞き流しだけで脳に染み込んでいくことは難しいのだそうです。
聞き流しだけだと、母語でない言語は雑音として処理されてしまうのだとか・・・。
なので、意識を集中して聞き、しっかり考えながら解くことが非常に重要となります。
音声に集中できる環境であれば勉強場所はどこでも大丈夫。
移動中のリスニングは、とても効果的な勉強法になります。
また、乗車時間に合わせて、パート別にリスニング問題を解く方法もおすすめです。
この表は、TOEICリスニングのパート毎の問題数・解答時間です。
TOEICリスニング | 問題数 | 時間 |
Part1 | 6問 | 約3分間 |
Part2 | 25問 | 約9分間 |
Part3 | 39問 | 約17分間 |
Part4 | 30問 | 約16分間 |
次の降車駅までの時間など、パートごとに解いて集中力を上げるトレーニングもおすすめ。
電車通勤の方や、移動が多い方は、ぜひリスニング問題に挑戦してみてくださいね。
リスニングの効果的な勉強方法はこちらで詳しく解説しています。
リスニングの点数アップには、聞くべきポイントと流すべきポイントがありますよ!
対策3:移動時間を利用してリーディングトレーニング
最近は、内容が充実した無料の英単語アプリなどがたくさんあります。
移動中にはリスニング以外にも、単語帳や単語アプリを使った勉強法で、語彙力を増やしていくこともおススメします。
英単語アプリには、一日の目標単語数を設定したり、よく間違える単語を振り分けてくれたり、便利な機能のものがあります。
「次の移動時間には苦手単語を練習しよう」など、目標を決めて乗車すると、より集中力アップが期待できます。
脳には不思議な性質があって
考えごとをしている最中に、周りの音に邪魔をされると、「さらに集中しなくては!」という状態になるそうです。
電車の走行音や周囲の話し声などが、さらに集中力を高める手助けをしてくれるんですね。
また、ドイツの心理学者、エビングハウスが行った記憶の忘却の実験では、
- 覚えた直後に復習する
- 1日後に、再度復習する
- 1週間後に復習する
というように、反復復習が記憶の定着に最大の効果を表す、と研究結果をだしています。
集中力の高まる移動中に、繰り返し復習することで、語彙力が増え、リーディング力アップにつながりますね。
おすすめのアプリをこちらの記事で紹介しています!
7つの無料アプリの中で、お好きなものをぜひ試してみてください。
対策4:TOEICテストの昼間の時間帯に慣れておく
TOEICテスト は昼間行われます。
3つ目の対策は、お休みの日やお昼休憩などを利用して、明るい時間に英語を聞く、読むことに慣れることです。
ある脳科学の研究によると、起床後8時間後と22時間後に脳が働かなくなる、とのこと。
そうすると朝6時に起きると、14時に眠気がくるそうなんです。
テストを受ける上で、昼間の時間帯に英語に慣れることは、重要な対策のポイントとなります。
対策5:夜のリラックス時間もテスト勉強用に有効活用
読者様がまとまって勉強する時間は、きっと、一日の仕事が終わった夜や寝る前などが多いのではないでしょうか。
夜寝る前の勉強は、記憶に効果的、という研究結果があるそうです。
だとすると、就寝前には英単語などを覚える勉強をすると、睡眠によって記憶定着がされます。
この対策で、語彙力を増やすと、リスニングにもリーディングにも理解力と実力がついて、TOEICの点数アップが期待できますね。
【TOEIC勉強法】好きな英語ジャンルをTOEICの勉強にリンクさせよう
TOEICのためだけの勉強ばかりだと、モチベーションが心配になる日も、たまにはありますよね。
実は、自分の「英語が得意や好き」な気持ちをTOEICの勉強につなげることも出来るんです!
楽しみながら英語に触れることでTOEICの点数アップに期待できるということ。
ここでは同じ英語の勉強でも、英語の好きな部分を生かしたTOEIC勉強法をご紹介します。
好きな洋画や洋楽で耳を慣らす
洋画が好きな方におすすめの勉強法は、洋画や洋楽で耳を慣らしてみましょう。
TOEICのリスニングパートの60%以上を占めるpart2、part3は、会話形式です。
リスニング問題は 米・英・加・豪の4種類の英語で構成されています。
TOEIC公式問題集の解答には、どのセリフを何英語で話したかが、国旗で示されています。
出典:公式TOEIC® Listening & Reading 問題集 5
英語の違いがはっきり分かって面白いですね。
問題集をやった後は、正解の確認だけでなく、解答の国旗表記と音声を聴き比べすると、とても効果的です。
英会話が得意だったり、洋画が好きな方は、いつも主にアメリカ英語に触れていると思います。
しかしTOEICを意識して、イギリス、カナダ、オーストラリアの映画を積極的に観てみてはいかがでしょう?
カナダや、オーストラリアのアーティストを発掘してみるのもいいですね。
素敵な映画やアーティストの新しい発見があった上に、リスニングの点数が期待できるので、一石二鳥です。
ぜひ洋画や洋楽をたくさん聴いて、様々な英語で耳を慣らしてくださいね!
読み物でリーディング力をつける
英字新聞だったり、英文書で仕事など、日頃から英文に触れている方もいらっしゃると思います。
逆に、あまり英文に触れていない方にも、オススメの勉強法がこちら。
スキマ時間に好きなジャンルの読み物を読むこと!
読み物といっても、「英字新聞や洋書を購入しなくては!」と思わなくても大丈夫ですよ。
日本のニュースをスマホアプリやネットで読むように、Yahoo.com や Google news usaを生活に取り入れてみてください。
まず、ニュースを読むことで、ビジネス用語や、時事問題に慣れることが出来ます。
また、話題のニュースやトップニュースは、日本でも報道されている内容と似ていることが多いので、話題が分かりやすく、長文に慣れるために、特にオススメです。
また、海外の芸能ニュースやスポーツなど、自分の興味のある記事も、全て英文で読むことができます。
自分の好きなジャンルの記事だと、読むモチベーションもあがりますし、スキマ時間や移動時間に、手軽に毎日、英文に触れ続けていくことが出来ますよ。
TOEICPart7は、多くの受験者が時間切れなどで苦戦する部分ですが、長文を読むリーディング力がついてくると、長文読解に自信がついてきます。
英語長文に慣れることで、リーディン力があがり、リーディングパートで点数アップが期待できますね。
【TOEIC勉強法】勉強時間を意識して点数アップにつなげよう
TOEICの点数アップには、ただ勉強するだけではなく、TOEIC用の対策を練ることが大事なことが分かっていただけたでしょうか。
TOEICの時間帯や、テスト時間の意識など、生活時間少し意識するだけで、点数アップする対策になることもみえてきました。
単語力を増やす勉強はもちろん必要ですが、テスト形式に慣れたり、本番と同様の時間配分でテストの練習するだけで点数が伸びる見込みがあります。
逆に、この対策ができていなかった方は、これまで実力が出し切れていなかったということですね。
また、自分はどういう英語が好きなのか、勉強しやすいか、など、好きなことからTOEICの勉強にリンクさせる方法も、期待できそうです。
次のTOEICで、点数アップを狙うポイントはこれ!
- TOEIC 2時間に慣れる
- 昼間に勉強する
- 移動時間を有効利用する
- 寝る前は単語練習をする
- 自分の得意な分野を活かして勉強する
TOEIC のいいところは、不合格がないところ。
頑張った分が、点数として反映されます。
点数は上がったり下がったりするかもしれませんが、どれも次へのモチベーションとなります。
TOEICの点数次第では、海外出張の機会が増えたり、就職・転職のチャンスがあるかもしれません。
英語が好きな気持ちを忘れずに、TOEICでも自分の得意が発揮できるといいですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。