- 中学校と高校で英検を受験してたけど、意味あったのかな?
- TOEICは受けた方がいいの?
- そもそもこの2つの違いってなに?
英語の検定や資格って、たくさんありすぎて、結局何を受ければいいのか良く分からないですよね…
ちなみに私は、高校生から英検を受け始め、大学で準一級に合格!
一級はもう無理だろうとTOEICも受け始めました。
「資格を持っている方が就職に有利だろう」と浅はかな考え・・・。
実際、英検とTOEICってどっちを受ければいいのか・・・みなさんも迷ったことあるんじゃないでしょうか?
そんなみなさんに、今回は英語の検定の中でも二大人気をほこる英検とTOEICを徹底比較してみたのでご紹介いたします♪
はじめに、まずはそれぞれの検定内容を一緒に確認しましょう♪
Contents
TOEICを受けた方がいい?
引用:TOEIC公式サイト
TOEIC Listening & Reading test
TOEIC Speaking & Writing tests
TOEIC Speaking test
TOEIC Bridge Listening & Reading Tests
TOEIC Bridge Speaking & Writing Tests
実は、TOEICと言ってもこれだけ種類があるんです。その中でも、一番受講者が多く主流なのが、「聞く、読む」の2技能を検定した TOEIC Listening & Reading test です。
受験内容 | ビジネスシーンを中心とした日常会話 |
評価技能 | 「読む」「聞く」の2技能 |
評価 | 10~990点 5点刻みのスコア制 |
試験時間 | 120分 ( リスニング:45分 リーディング:75分 ) |
問題構成 | 200問 ( 各100問 ) |
回答方法 | マークシートでの多岐選択 |
受験料 | 5,725円 |
開催数(年間) | 10回 |
次に、そんなTOEICの特徴を書き出してみました♪
・出題内容はビジネスシーンを中心とした日常会話 そのため、TOEICスコアは就職や昇格の水準とされていることが多く「社会人英語資格」と言える。
・全受験者がスコア制で評価されるため、自分のレベルを客観的に知ることができる。
・評価の信頼性を高めるため、問題数が他英語資格の中で飛びぬけて多く、読解力を含めた回答スピードが必要。
・Speaking/Writingは含まれないので、高得点だと英語力がある、とは一概には言えない。
・マークシートなので、分からなくても正解してしまう事もあり実力評価と異なる場合もある。
続いて、英検も見ていきましょう!
英検を受けた方がいい?
引用:英検公式サイト
国内では一番メジャーな英語資格と言える実用英語技能検定、通称:英検。
中学生や高校生の時、ほとんどの人が1度は受けたことあるんじゃないのでしょうか?
受験内容 | 日常会話から、政治・経済・文化等 幅広いテーマ | ||||
評価技能 | 「読む」「聞く」「書く」「話す」の4技能 | ||||
評価 | 5級~1級までの7段階 ( 準2級、準1級を含む ) | ||||
試験時間 | 級によって変動 | ||||
問題構成 |
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回答方法 | マークシート、記述 | ||||
受験料 | 級によって変動 ( 2000円~9500円 ) | ||||
開催数(年間) | 3回 |
聞くだけで難しそうに感じるよね
それでは、英検の特徴をまとめましょう♪
・中高の指導要領に沿って問題作成されていることから「学生英語資格」と言える。
・高い級を取得している人は、大学入試で優遇されたり内申点獲得にもつながる。
・5級、4級は中学生レベルの内容になっているので、資格として取っていてもあまり役には立たない。
・受験料が級が上がると同時に高くなっていき最大9500円とかなり高額なため、安易にチャレンジできない。
・年に3回しか開催されないので、受けたい!と思ってすぐ受けられない。
TOEICと英検。それぞれの特徴はなんとなくつかめましたか? 同じ英語検定でも、それぞれ違いがたくさんありましたね!
TOEIC/英検 比較
では、TOEICと英検を比較してみましょう。
点数と問題内容を比較してみました!
点数比較
英検 | TOEICスコア | レベル | |
5級 | 300点以上 | 中学初級 履修 | ほとんどの中学生がクリアできるレベル |
4級 | 400点以上 | 中学中級 履修 | 簡単な文章であれば読み取ることができる |
3級 | 500点以上 | 中学上級 履修 | 簡単な言い回しであれば伝えたいことを文章化できるレベル |
準2級 | 600点以上 | 高校中級 履修 | 就職や入試などで要件とされていることが多いレベル |
2級 | 700点以上 | 高校上級 履修 | 英語の基礎がほとんどついているレベル |
準1級 | 800点以上 | 大学中級相当 | 日常生活でほとんど問題なく英語が使えるレベル
※英語教師として教育機関に就職する際も考慮される(英検) |
1級 | 900以上 | 大学上級相当 | 特殊な分野の記述や会話もほとんど理解できるレベル
※通訳ガイド試験では英語筆記試験が免除される(英検) |
実際に、TOEIC900=英検1級と表記していますが、TOEIC900保持者でも合格が難しいほど英検1級は難しいテストになっています。 ただ、TOEIC500/英検3級までは就職や進学時には、ほとんど役には立たない、といった点は同じと言えますね! ビジネスシーンを中心としたTOEICに対し、幅広いテーマを問題化した英検。 『テーマが絞られているTOEICのほうが、圧倒的に点数取りやすいんじゃないの?』 一理あります。ただ、TOEICは問題用紙の持ち帰りは禁止されていますし過去問も公開されていません! 対して英検は、問題用紙は持ち帰れるし、過去3回分の試験問題が公式サイトから確認できるので、英検のほうが試験対策はしやすいですし、ある程度の問題も予想できます。 TOEICのリーディングはかなりの長文で制限時間も短く難しいですし、英検にはTOEICにはない英作文、面接があります。 なので、一概にどちらが難しいとは言えませんが、4技能での英語力を求められる英検のほうがより知識は必要だと感じます 実際には、どちらも大きな差はありません。 目的がなく、とにかく英語力を確かめたい!というのであれば英検、TOEICどちらを受けても問題ありません。 目的やゴールがあるのであれば、次を参考にしてみてください♪ TOEICです。ビジネスシーンを中心とした問題構成になっているため、ほとんどの企業や団体がTOEICを英語力の指標として評価しています。 特に上場企業においては、TOEICのスコアを異動・昇進・昇格の要件としている場合もあります。 こちらの記事ではTOEICの点数について詳しく解説しています。 英語力のアピールができるのは何点からだと思いますか? 英検です。冒頭でもご紹介したように、英検は中高の英語指導要領に沿って問題作成されていますし、また、文部科学省のサポートもあるため、一般的に進学やセンター試験、内申点にも考慮されます。 また、大学によっては英語試験が免除される場合もあるので、むしろ、学生は1度挑戦すべき検定です。 TOEICの勉強をしたい大学生の方には、こちらの記事が参考になると思います! 英検です。TOEICと比べて範囲も圧倒的に広く、「話す、書く」を含めた4技能全てが検定対象になるため、勉強しながらも 英語力がしっかりついている実感が付くと思います。 また、特に2級以上は 社会的テーマとして政治経済、科学などを盛り込んだ特定分野の英文も出題されるため、過去問などをくりかえし解けば自然と身についてきます。 結論から言うと、やはり、両方とも受験するのが一番です! 英検は、英語を通じて新しい分野の知識をつけることが出来ますし、TOEICは、高得点であればどこでも通用する自分の強みになります。 ぜひ迷っている方はチャレンジしてみてください! 英語の資格はTOEICと英検だけではありません。 TOEFL(トーフル)という資格をご存知ですか? こちらも英語の能力をはかるテストですが、TOEICと同じく進学・留学・就職に関わることがあります。 詳しくは以下の記事に書かれているので、ぜひご一読ください。 他の資格が気になるという方はこちらをご覧くださいね! 最後まで読んでいただきありがとうございました♪ 問題内容比較
結局、どっちを受けるのが良いの?
就職や昇進時にアピールできるのは英検?TOEIC?
進学や内申点を上げれるのは英検?TOEIC?
英語力をつけるなら?
TOEICと英検、どっちを受ければいい?点数の違いは?のまとめ