- TOEICとTOEFL、どっちを受けようか悩んでる・・・
- TOEICは何のための試験?
- TOEFLを受けると何に役立つの?
英語検定の中でも特に認知度の高いのが TOEICとTOEFL。
今では、大学英語科の入試要件になっていたり、高得点であれば就職や転職時で有利になったりしますよね。
でも実は、TOEIC / TOEFL が入試や就職すべての指標になるということではなく、就職時はTOEIC、留学時はTOEFLと有利に働く場面が違ってきます。
今回は、進学・留学・就職の3つの場面に絞って、どちらの英語検定を受けるべきかまとめてみましたので、ぜひ最後までごらんください♪
まずはそれぞれの検定について簡単におさらいしていきましょう!
Contents
TOEICとTOEFLの違い~TOEICとは?
引用:TOEIC公式サイト
TOEICと広く知られていますが、実は5種類あります。
- TOEIC テスト
- TOEIC IPテスト
- TOEIC Bdidge テスト
- TOEIC Speaking & Writing テスト
- TOEIC Speaking テスト
一番上のTOEICテストがもっとも一般的な「TOEIC Listening & Reading test」です。
TOEIC テストと呼ばれることが多いですが、他にも
- 「TOEIC」
- 「TOEIC L & R」
- 「TOEIC公式テスト」
- 「TOEIC公開テスト」
と言われることがあります。
これらはすべて「TOEIC Listening & Reading test」のことを指していますので、このTOEIC Listening & Reading testについて簡単に紹介しますね。
受験内容 | ビジネスシーンを中心とした内容 |
評価技能 | 「読む」「聞く」の2技能 |
評価 | 10~990点 5点刻みのスコア制 |
試験時間 | 120分 ( L:45分 R:75分 ) |
回答方法 | マークシートでの多岐選択 |
受験料 | 6,490円 |
開催数(年間) | 10回 |
TOEFLって?
引用:TOEFL公式サイト
TOEFLと言っても、TOEFL iBTやTOEFL iTPと、こちらもいくつか種類があります。
こちらも、一般的にTOEFLと呼ばれる「TOEFL iBT」を紹介します!
受験内容 | 文学、歴史などの学問的/専門的な内容 |
評価技能 | 「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能 |
評価 | 各技能を0~30のスコアで評価される MAXスコア:120 |
試験時間 | 3時間半~4時間半 |
回答方法 | 会場コンピュータで回答 |
受験料 | US$235 ( 約25,000円 ) |
開催数(年間) | 30~40回 ( 毎週実施 ) |
TOEICとTOEFLの違いは?
出題内容
TOEICはビジネスシーンを中心とした内容なので、社会人向けのビジネス英語資格と言えます。
対してTOEFLは、学問的/専門的な内容なので、進学/留学生向けの学生英語資格と言えます。
【 スコア換算表 】
TOEIC | TOEFL |
600~700 | 50~60 |
700~800 | 60~70 |
800~900 | 70~80 |
900~950 | 80~90 |
950~990 | 90~100 |
– | 100~120 |
このように、TOEFLの最高点は、TOEICでは表すことはできません。
また、技能数もTOEIC2技能(リスニング、リーディング)に対して、TOEFLは4技能(リーディング、リスニング、スピーキング、ライティング)なので、より実用的な英語力が求められますね。
試験時間、費用、開催数
チャレンジする機会が多いのは、毎週末開催されるTOEFLです。
でも受験料が25,000円で試験時間が4時間前後・・・
受ける前から気持ちが折れそうですよね(笑)
だからこそ、初めて英語検定にチャレンジするよ~っていう方は、「何に役立つか」よりも、お試しがてらチャレンジできるTOEICをオススメします。
TOEFLは受けなければいけない理由や目的ができてからでも大丈夫です!
ただしTOEICも、問題数の多さは英語検定の中でもトップクラスなので、甘くみないようにしてくださいね!
TOEIC/TOEFLについて、またその違いについてはお分かりいただけましたでしょうか?
それでは、進学、留学、就職それぞれの場面でどちらの資格が有利に働くのか本題にうつりましょう!
進学に有利に働くのは…?
「TOEICがアピールできるよ!」というよりは、「TOEFLを入学/試験要件にしている国内大学は ほとんど無い!」が正しいです。
理由として、TOEFLはまだ日本での認知度はかなり低く、公式サイトも日本語表記されていません。(もしくは、翻訳機を使ったような表記)
そのため、国内大学への進学に有利に働く(面接官がレベルを把握できる)のはTOEICと言えるでしょう。
ただし、TOEFLのほうが学問的、専門的です。
そのため、TOEFLを活用する大学が最近増えてきています!
そういった大学を志望するのであれば早めに取り組んでおいた方がいいですね!
留学に有利に働くのは…?
さきほど紹介したとおり、TOEFLは学問的かつ専門的な問題が出題されます。
中には、大学の講義やディスカッション問題もあります。
英語力以前に大学の授業や講義についていけるかといった点も評価できるため、留学時に自分の力としてアピールできるのはTOEFLだと言えます。
ただし、TOEFLはアメリカ英語なのでイギリス英語圏に留学希望であれば、IELTSの受験をオススメします。
IELTSについてはこちらの記事を参考にしてください♪
就職に有利に働くのは…?
こちらも「TOEICが有利」というよりは、「TOEFLの認知度が低いから」という理由がこの場合は適切です。
また、ビジネス英語を問題としているTOEICのほうが、もちろんアピールできますよね。
TOEFLのスコアを提示した場合、認知されない場合もあります。
高スコアなのに・・・なんて悲しい思いをしないようにしてください。
国内企業へのアピールできるTOEICスコアについて、こちらの記事で紹介していますので合わせてごらんください♪
では反対に、国外企業ならどうでしょうか?
国外の現地企業への就職を目指している場合、コミュニケーション力を鍛えられる点ではTOEICは役に立ちます。
ただし、英語力を証明するためのツール、としてはあまり期待できないのが実情です。
自分の英語力を海外の企業に伝えたいなら、圧倒的に知名度の高いTOEFLを利用すべきです。
おすすめしたいのは…
検定の難易度や費用から見ても、まずはじめはTOEICで自分のレベルを客観的に把握することをオススメします。
TOEFLは英語圏向けの検定になるため、普通以下のスコアであればアピールはできません。
むしろ、「これくらいの英語力しかありません」と知らせているようなものです。
なので、まずはTOEICで中級以上と言われる700以上を獲得してから、ぜひTOEFLに挑戦してみてください♪
TOEICで700点以上を目指すなら・・・こちらの記事を参考にしてください。
私はこの記事の勉強法で800点を達成しました!
この記事が皆さんの素敵な将来に繋がりますように!!
最後までごらんいただき、ありがとうございました♪