- TOEFLは何のために受けるもの?
- 留学しようと思ったら何点取らなきゃいけないの?
- TOEFLでハイスコアを取る方法が知りたい!
外国の大学への留学を意識すると必ず目にする「TOEFL」。
ポピュラーな英語テストの一つですが、実は「名前は知っているけど内容は分からない」という人が多いんです。
「いったいどんなテストなんだろう」
「留学するためには何点ぐらい必要なんだろう」
読者様はこのような疑問を持たれているのではないでしょうか。
そんな迷える留学希望の読者様のために「TOEFL入門ガイド」としてこの記事をご用意しました。
この記事を読めば「TOEFLとは」「大学留学に必要なスコアの目安」「勉強方法」が分かります。
さっそくいってみましょう!!
Contents
TOEFLとスコアについての基礎知識【留学を意識するなら知っておきたいこと】
TOEFLとは、「英語が母国語ではない人の英語力を測定するテスト」です。
「読む」「聞く」「話す」「書く」の英語4技能を総合的に測定してくれます。
世界的な知名度・評価も高く世界130ヵ国、9,000以上もの機関が評価対象として採用しているテストなんですよ。
英語圏の大学の多くは、この「TOEFL」のスコアを留学条件に取り入れています。
TOEFLは「学生」を想定した専門的・学術的な問題が多いです。
つまり、基準スコアをクリアできるという事は、英語で専門的・学術的な授業に参加できる力があるという証明になるということです。
逆に言うと、TOEFLの問題が分からなければ、英語での授業についていくのは大変かも!
テストについて
日本では「TOEFL iBT」というインターネットを通じてパソコンに回答を打ち込む形式のテストが行われています。
ちなみに「TOEFL PBT]というテストもあります。
これはインターネット環境がない地域で実施されるテストなので、日本では受けられません。
テストの内容についてはこちらをご覧ください。
引用:ETS TOEFL
これはTOEFLを主催しているアメリカの団体「ETS」公式サイトに掲載されていたテストの流れと内容です。
「Reading」と「Listening」に時間の幅がありますよね?
実は、「ダミー問題」が含まれている場合とそうじゃない場合で時間が違うんです。
ダミー問題とは、ETSが実験的に入れる問題で、正解しても間違えてもスコアには加算されません。
しかし、当然どの問題が「ダミー問題」か見分けるのは非常に難しいようです。
すべて真面目に答えるしかないですね・・・。
試験の時間は約3時間と長時間に渡るため、集中力を保つ練習も必要だと思います。
TOEFLとIELTSの違い
留学について調べているとTOEFLと同じぐらい目にするのが「IELTS」です。
IELTSもTOEFLと同じく母国語が英語ではない人向けのテストで、留学時にスコアを求められることが多いです。
この2つの試験の大きな違いは「英語の種類」です。
大きく分けるとTOEFLは「アメリカ英語」、IELTSは「イギリス英語」に分かれます。
「発音」、「アクセント」、「表現方法」、「単語のスペル」などの違いがあります。
日本の「方言」みたいな感じですね!
TOEFLはアメリカ・カナダを中心に大学で採用されています。
一方、IELTSはイギリス・オーストラリア・ニュージーランドなどの大学で多く採用されています。
なんとこのIELTS、アメリカでは取り扱っていない大学も多かったのですが、近年認めるケースも増えてきたんです!
「TOEFL」「IELTS」両方を採用している大学もあります。
読者様の志望大学がどちらのスコアも採用している場合、ぜひ読者様が慣れている英語の試験を受験しましょう!
その方が高得点を取れる可能性が高いです!
IELTSについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
気になる方はぜひ読んでみて下さいね!
TOEFLとTOEICの違い
「TOEFL」と「TOEIC」って名前がよく似てると思いませんか?
それぐらいよく似たスペルですよね。
私のように思っている人、そして違いがよく分からない人、実は結構いるみたい・・・。
「TOEFL」と「TOEIC」は同じアメリカの団体「EST」が主催しています。
大きな違いはテストで問われる内容です。
「TOEFL=学術的な内容」、「TOEIC=ビジネスを想定した内容」となっています。
留学が目的であれば「TOEFL」、ビジネス英語であれば「TOEIC」という感じですね。
TOEICは日本で就職するときに非常に役立つので、大学在学中に取得しておくと良いですよ。
就職活動にも、また就職してからでも役に立ちます!
TOEFLのスコア 大学留学に必要なのは何点?
最初にTOEFLのスコアについて説明しますね。
TOEFLのテストは「Reading」「Listening」「Speaking」「Writing」の4セクションに分かれています。
スコアはそれぞれ30点満点、総合120点満点。
このTOEFLスコアは国際基準である「CEFR」に連動しています。
そのため、世界基準で自身の英語力を測定できるのがメリットのひとつですね。
留学以外でも、TOEFLのスコアは「英語力の証明」として大いに役立ちます。
しかしスコアの有効期限は「テストを受けた日から2年」であるため、期限には要注意!
ほかの資格より少し有効期限が短いから気を付けましょう!
ここでは一般的な「4年制大学」と2年制の「コミュニティカレッジ」に必要なスコアについてお伝えしていきます。
TOEFLのスコアとその他の英語の資格・スコアのレベルの対照表は以下のようになっています。
読者様が目指すTOEFLのスコアが、ほかの英語資格のどの階級・スコアに相当するか、CEFRだとどこに該当するか、ぜひ参考にしてみて下さい。
引用:文部科学省
4年制大学留学に必要なスコア
読者様の多くが目指されているのはこの「4年制大学」ではないでしょうか。
4年制大学に留学する際必要なTOEFLのスコアは以下のようになっています。
- 最低ライン「60点台」
- 選択肢が広がる「70点から80点以上」
- 偏差値の高い有名校なら「100点以上」
最低ライン「60点台」
TOEFLのスコアを利用する場合、最低ラインが「60点台」と言われています。
60点未満の大学もあるんですが、とても少ないと思っておいてください。
「60点台」はCEFRの「B1」1に該当し、「標準的な話し方であれば理解できる」レベルとされています。
しかし、最低ラインを「60点台」としている大学は少ないです。
大学留学では高い英語力が必要とされていることがよく分かりますね。
選択肢を広げるため、もっと高い得点を目指しましょう!!
選択肢が広がる70点から80点以上
TOEFLのスコア「70点以上」だと、大学の選択肢が広がります。
「80点以上」となると、志望校に行ける可能性がとても大きくなります。
「70点から80点以上」はCEFR表の「B2」に該当し、英語力は「複雑な文章の主要が理解できる」レベルです。
日本の大学でも授業で「複雑な文章」って出てきますよね。
難しい言葉や専門用語が出てくる授業の内容を理解するためにはそれなりの英語力が必要です。
志望大学が決まっていない場合、「70点から80点以上」を目標に勉強されることをおすすめします。
偏差値が高い有名校なら「100点以上」
アメリカの名門校、通称「アイビーリーグ」や偏差値が高いことで知られる大学はTOEFLのスコア「100点以上」が目安となっています。
ここまでくると英語は使えて当たり前といった感じですね・・・。
TOEFLのスコア100点以上が基準となっている大学は、日本の「東京大学」よりも偏差値が高い場合がほとんどです。
海外でより高度な教育を受けたいという方はぜひTOEFLのスコア100点越えを目指して下さいね。
コミュティカレッジ留学のスコア
「コミュニティカレッジって何・・・?」
こう思われている読者様は多いのではないでしょうか。
知らない人が多いコミュニティカレッジ。
これは2年制大学、日本でいう「短期大学」です。
4年制大学に比べて費用が安く、入学しやすいという特徴があります。
アメリカでは働きながらコミュニティカレッジに通っている学生も多いそうですよ。
働きながら通う学生もいて、年齢層も高めなので、社会人でもチャレンジしやすい留学かもしれませんね。
コミュニティカレッジに留学を希望する際、求められるTOEFLのスコアは「45点以上」から。
「80点以上」を求めてくるところもありますが、4年制大学と比較すると入学しやすいと言えますね。
コミュニティカレッジから4年制大学への編入も可能です。
英語を学びながら4年制大学への編入を目指す、という方法も良いと思います!
【TOEFLでハイスコアを取る!!】留学の夢を叶えるための勉強法
TOEFLでハイスコアを狙うなら「勉強あるのみ」です!!
しかし、英語4技能を総合的に勉強するのはなかなか難しいですよね。
ここではTOEFL受験経験者の友人から聞いた勉強法をお伝えしていきますね。
「レッスン+自己学習」がTOEFLスコアアップの近道
どのジャンルの勉強にも共通することですが、レベルアップの近道は「プロや専門家に習う」こと。
なぜなら、レッスンを受けることで「Speaking」と「Listening」の英語力が強化がしやすいからです。
「Speaking」だと、講師に発音やアクセント、表現方法のアドバイスをもらえます。
自分では気づけない部分も指摘されるので、どんどん「話す力」がアップするはず。
「Listening」だと、講師から様々なバリエーションの生きた英語を聴くことができます。
英語のシャワーを浴びることで「英語を聞き取る耳」が鍛えられ、相手の言ったことを正しく意味を読み取る力が身に付きます!
それ以外にも、勉強のアドバイスを受けたり、弱点の強化をしてくれるなどのアドバイスも多いです。
プロ目線での指摘を受け、効率的にTOEFLのハイスコアを狙っちゃいましょう!
最近では通学する「スクール」だけではなく、自宅で受けられる「オンラインレッスン」も増えています。
読者様の希望や条件に合わせて選んで下さいね。
TOEFL攻略のポイントは「単語」
TOEFLは学術的な学術的な内容を問われるテストです。
そのため日常生活では使わない、専門用語的な単語も多く出題されます。
つまり、TOEFLに頻出される単語をより多く覚えることがハイスコア獲得のポイントとなるのです。
「何から勉強したら良いか分からない」と悩んでおられるなら、ぜひ単語を覚えることから始めて下さい。
おすすめの単語帳はこちらです。
こちらはTOEFL受験者のバイブルと言われている1冊。
目指す点数によって単語が1から4のランクに分かれて掲載されています。
そのためにもすべてのランクの単語に目を通しておきましょう!
後は問題集にそって取り組むのみ
公式だけあって出題形式が本番と一緒ですし、4セクション全ての勉強ができます。
やはり公式問題集は外せないという事ですね。
Aさんは丸暗記する気持ちで公式問題集をやりこんだそう。
その他にも
- 自分の意見を答える対策として言い回しの構成を用意する
- 移動中や部屋にいるときはずっとListeningの音声を聞いていた
- Speaking対策として英語圏出身の友人に発音を聞いてもらった
- 素早く正確に回答を打ち込むためにタイピングの練習もした
などの対策もしたそうです。
ちなみにAさんはレッスンは受けず、上記の勉強を毎日して3か月ほどでTOEFLスコア80点台を取りました。
もちろん可能であればレッスンを受けた方が、間違いなく効率は良いです。
しかし、独学でも留学に必要なスコアを取得することは可能です。
大事なのは勉強を「続けること」です。
実はこれが一番難しいんですよね・・・。
TOEFLのスコアで留学しよう!
簡単にまとめると、
- 「TOEFLとは」、英語4技能を評価する世界的に認められ評価されている英語のテスト
- 「大学留学に必要なスコアの目安」は、4年制大学で60点以上、コミュニティカレッジなら45点以上
- 「勉強方法」は単語帳と公式問題集のフル活用
となります。
英語圏の大学が設定しているTOEFLのスコアをクリアするのは簡単ではありません。
しかし、クリアできれば「世界基準の英語力が身についている」という事を証明できます。
「英語を使って海外で勉強する」という読者様の夢を叶えるためにも、ぜひTOEFLにチャレンジしてみて下さいね。
今回はTOEFLの勉強法についてお話しましたが、TOEICで高得点を取りたいとお考えの方はこちらの記事を参考にしてください。
どの資格でも勉強しないといけないのは一緒ですが、できるだけ効率的にスコアをアップさせたいですよね!
最後までお読みいただきありがとうございました。