- IELTSのリスニングってどんな感じなの?
- どんな問題がでる?
- オンラインで出来る模試が知りたい!
IELTS(アイエルツ)の受験者は日本でも徐々に増えてきました。
でも、まだTOEICほどの知名度はありませんよね。
試験の情報はまだまだ少なくてリサーチが大変じゃないですか?
とくに各セクションごとで問題形式を調べるのは中々苦労しますよね・・・
なので今回はIELTSのリスニングセクションにフォーカスして
- リスニングの試験内容
- 目標バンドに必要な正答数
- 問題形式5パターンの攻略法
- 無料で出来る練習問題サイト
以上を紹介します!
初めてIELTSを受ける方・リスニングのスコアを伸ばしたい方はぜひお読みください♪
Contents
IELTSリスニングテストの試験内容〜スコア換算
引用:英検IELTS公式サイト
まずはリスニングセクションの概要からみてみましょう!
リスニングセクション概要 |
|
試験時間 | 30分+解答用紙記入時間10分 |
問題数 | 40問:各パート10問ずつ |
採点方法 | 1問につき1点(バンドスコアに換算) |
Part1 | 2人の日常会話 |
Part2 | 交通機関の放送や図書館の利用案内の説明など |
Part3 | 複数による会話 |
Part4 | 学術的なテーマの講義 |
問題パートは1〜4に分かれていて、課題内容の難易度はパートを進めるごとに上がっていきます。
問題数は全40問・40点満点で採点され、それをもとにバンドスコアが換算されます。
目標バンドスコアに必要な正答数を表にまとめたので確認してみてくださいね!
バンド別の必要正答数 |
|
正答数 | バンドスコア |
39 | 9 |
37 | 8.5 |
35 | 8 |
32 | 7.5 |
30 | 7 |
26 | 6.5 |
23 | 6 |
18 | 5.5 |
16 | 5 |
IELTSリスニング問題形式5パターン別の対策方法
リスニングセクションを攻略する為に、まずは問題形式を把握しましょう!
リスニングの問題形式は大きく5つに分けられます。
- 穴埋め
- 図式・地図
- マッチング
- 選択
- 短い質疑応答
それぞれ問題例、攻略法を詳しく紹介していきます!
1:穴埋め問題
引用:IELTS Blog
文章の空欄になっているところを穴埋めしていきます。
リスニングセクションは、会話を聞く前に20〜30秒問題を読む時間が与えられます。
穴埋め前に is / of があれば、空欄には名詞
to があれば動詞など、どの品詞がくるかが予測ができます!
他にも前置詞だった場合は、、
at | 時間、場所 | 9pm, the restaurant |
in | 期間、季節、月 | 2 days, April, 2018, Winter |
on | 日にち、曜日 | Monday, January 15th |
これらが入ることが予測できますね。
試験では、すべてのリスニングが終わったあと10分間、解答用紙に解答を書き写す時間が与えられます。
Part1は日常会話で聞き取りやすい問題です。
ここをスペルミスで正答数が減らしてしまうのは非常にもったいないので、書き写す時間はスペルを確認しながら記入してくださいね!
2:図式・地図の問題
この地図の場合、A〜Gが何を指しているのかを聞き取ります。
地図上で使われる語彙をどれだけ知っているかがキーポイントになります!
At the top/bottom | 上に・下に |
On the left/right | 左に・右に |
Left/right hand side | 左側に・右側に |
South / North / East / West | 南・北・東・西 |
Opposite / in front of / behind | 反対・〜の前・後ろ |
In the middle/centre | 途中で・中心 |
Above / below | の上・の下 |
Just beyond / just past | すぐ先・ちょうど過ぎた |
Next to / alongside | 隣の・並んだ |
3:マッチング問題
What does Jack tell his tutor about each of the following course options? A He’ll definitely do it. B He may or may not do it. C He won’t do it. |
Write the correct letter, A, B or C next to questions 1- 5. You may choose any letter more than once. 1 Media Studies 2 Women and Power 3 Culture and Society 4 Identity and Popular Culture 5 Introduction to Cultural Theory |
1〜5のコースに、ジャックが
A,必ずやること
B,多分やること
C,やらないこと
をマッチングさせていきます。
穴埋め問題のようなスペルを気にする必要がないので、リスニングさえしっかりできれば解答することができます。
しかし!会話の展開がとても早く、どのタイミングで答えに触れるか分かりづらいため聞き逃してしまうことも・・・
やる。と言った後に、やっぱりやらない。と意見が変わったり、ひっかけが多数出てくるので注意してくださいね!
IELTSのリスニングの音声は1度しか再生されません。
一旦パニックになってしまうと、音声の会話についていけなくなってしまうので、聞き逃してしまった問題は潔く諦めましょう。
4:選択問題
Choose the correct letter, A, B or C. |
1) Type of insurance chosen A Economy B Standard C Premium |
2) Customer wants goods delivered to A port B home C depot |
会話(アナウンス)を聞き、3つの選択肢から答えを選びます。
音声はこちら↓上の問題を見ながら聞いてみてください。
1の選択肢の答えはCのPremiumなのですが、会話では
「I’ve been stung before with economy insurance so I’ll go for the highest.」
と話しています・・・
「エコノミー」というワードが聞こえたからといって、Aを選択してしまうと誤答となってしまうので注意しましょう!
答え:1,C 2,A
5:短い質疑応答問題
Write NO MORE THAN THREE WORDS AND/OR A NUMBER for each answer. |
What TWO factors can make social contact in a foreign country difficult? • 1 …………………………. • 2 …………………………. |
短い質問に、NO MORE THAN THREE WORDS(3語以下)で答えます。
文字数のカウント基準がイマイチ分からない・・・
IELTSリスニングの文字数のカウントはちゃんとルールが決まっているんですよ。 詳しく見てみましょう!
1語になる単語とは、どのようなものがあるのでしょうか?
1語にカウントされる単語 |
5:00am |
a / in |
5,000,000 |
It’s |
They’re |
(55%) |
up-to-date |
(55%)のように、カッコで囲まれた場合も1語となります。
他にも、theやonが1語にカウントされます。
2語になる場合もみてみましょう!
2語にカウントされる単語 |
5th July |
five million |
It is |
They are |
university bookshop |
It isが2語でも、短縮形のIt’sを使えば1語となります。
2語にカウントされるfive millionですが、数字で表せば1語になります。
このように細かいルールがあるため、文字カウントのコツは事前に把握しておいた方が本番で役に立ちますよ♪
以上5つの問題形式を紹介しました!まとめると
・穴埋め…直前の単語から品詞を予測する
・地図…場所を表す語彙を多く身に付ける
・マッチングと選択…ひっかけに気を付ける
・短い質疑応答…文字数カウントを把握する
あと、もう1つ大事なポイントがあります!
IELTSのリスニングセクションの配点は1問につき1点なんです。
つまり、パートの難易度に関係なく平等に1点ずつ配点されます。
難易度の低いPart1でどれだけミスを防げるか・正答数をあげられるかが、スコアアップの鍵となります!
IELTSリスニング模試ができるサイト
リスニングのスコアを伸ばす為には、とにかく「聞く」のが1番です!
無料でリスニングの模試ができるサイトを3つ紹介するので挑戦してみてください♫
問題形式別【IELTS Essentials from IDP】
国際教育サービスのIDP EducationとIELTSが共同運営しているサイトで、練習問題の質は確かです。
問題形式別に受けれるので、この記事で気になった問題形式から解いてみてください♪
総合正答数も分かる本格模試【IELTS-up】
引用:IELTS-up
全40問、各パートごとに分かれているので本番さながらに問題を解くことができます。
タイピングもできる上、パート4の最後に最終結果が見れるのが嬉しいですね。
パターンが10種類もあり、ボリュームあるのでおすすめです!
テーマ別で聞く【Engexam info】
引用:Engexam info
こちらもタイピングで答えを入力することができます。
課題テーマが15種類もあるので、気になったテーマから模試ができるのでおすすめ♪
テストの最後の「ページ5」に音声で流れた会話の文が記載されています。
会話の中で問題になったところに線が引かれているため復習の時に便利です!
紹介した3つのサイトは、他セクション(リーディング・ライティング・スピーキング)の練習問題もあります。
セクション別に詳しく記事にしているので、こちらをお読みいただきながら模試に挑戦してみてくださいね!
ライティングの対策法はこちら
スピーキングの対策法はこちら
まとめ
IELTSリスニングの音声はイギリス英語で流れます。
アメリカ英語に慣れている方は、BBCのニュースを聞く・イギリス映画を見るなどして「イギリス英語耳」にしておいた方がいいですね。
たま〜にアクセントに癖がある人がいて聞き取りづらい事もありますが・・・
聞き取れなかった問題は潔く諦めて、とにかく会話に集中しましょう!
今回の問題形式を参考にしていただければ、当日慌てずに試験に挑むことができます!
本番であなたの実力が出せるように応援しています♫
最後まで読んでいただきありがとうございました!