- TOEIC申し込んでるけど、実はあんまり勉強できていない・・・
- 昔は英語得意だったけど、社会人になってからはあんまり勉強してなくて・・・
- でも600点取りたいんだよね・・・
TOEICを受けよう!と張り切って申し込みはしたものの、実はほとんど勉強できていない
大きな声では言えないけど、買った参考書はきれいなまま・・・
でも学生時代はそこそこ英語が得意だったから、600点くらいは取れるんじゃないか?
そんな期待を持って本番を迎えようとしているアナタ!
本当に600点取れるかどうかは分かりませんが、このまま何もせず本番を迎えるよりは、ちょっとしたコツを知っているだけで点数は大きく変わってきます。
どんなテストにも傾向と対策があるから、どんな流れなのかを知っておくだけでも点数は変わるのよ!
もともと英語が好きだった、そこそこ勉強もできていた、そんな人であれば少しのコツをつかむだけで点数は数十点は変わります。
忙しくて勉強できなかった、そんなアナタが少しでも目標の点数に近づきますように・・・。
Contents
TOEIC600点取るのは難しい?
TOEIC600点を(勉強せずに)目指そうと思えるということは、英語に苦手意識がない、リスニングもある程度は聞き取れる、単語も高校生レベルのものはある程度覚えている、そういう方だと思います。
はっきり言って、TOEIC600点は、簡単ではありません。
ちなみに
TOEIC受験者の平均点は570~580点程度
TOEIC600点は英検2級~準1級レベル です。
高校生時代に英検を取っていたのであれば、これは1つの目安になりますね。
その前に、あなたはなぜ600点を目指しているのでしょうか?
一般的にTOEIC600点は履歴書に書けるスコアと言われていますね。
2019年の英語活用実態調査では、採用や昇進の際に参考とするTOEICのスコアは以下のようになっています。
要件・参考とするTOEIC L&R スコア(平均) | ||
採用 | 新卒採用 | 545 |
中途採用(英語を使用する部署) | 620 | |
昇進・昇格 | 係長・主任 | 515 |
課長 | 530 | |
部長 | 565 | |
役員 | 600 | |
海外部署 | 出張 | 620 |
赴任 | 635 |
参考:英語活用実態調査2019
600点あれば、履歴書に書けるだけでなく、社会人として有効に活用できることが分かっていただけたでしょうか?
決して楽に取れるスコアではないですが
学生時代に勉強した英語を今でも覚えている、そんなに忘れていない、という方であれば
TOEIC600点は不可能な点数ではありません!
600点取るための勉強<リスニング>
TOEICはリスニングとリーディング、それぞれ495点満点で計算されます。
1問1点というように問題ごとに点数が決められているのではなく、統計でスコアを出す方法が取られています。
そのため、満点は990点(間違えた問題があっても)、最低点は10点(白紙でも)
そして平均点は570~580点と毎回同じ範囲に収まるようになっています。
第247回(2020年1月)のTOEICの平均スコアは以下のようになっていました。
リスニングセクション | リーディングセクション | トータル | |
平均スコア | 320.6 | 260.6 | 581.2 |
リスニングの方が平均スコアが高いですね!
ということは、リスニングの方が点数が取りやすい、ということになります。
TOEIC600点を目指すあなたが最初にするべきことは、リスニング対策です!
問題構成を知っておく
どんな問題でも、「この問題は何を聞かれるテストなんだろう?」と考えていると、説明を聞くことができなくなり、慌ててしまいます。
TOEICのテストの構成は毎回同じなので、まずはリスニングがどんな問題の流れになっているのか確認しましょう!
リスニングセクション(約45分間・100問) 会話やナレーションを聞いて設問に解答 | |
---|---|
Part1 | 写真描写問題 6問 1枚の写真について4つの短い説明文が1度だけ放送される。説明文は印刷されていない。4つのうち、写真を最も的確に描写しているものを選び解答用紙にマークする。 |
Part2 | 応答問題 25問 1つの質問または文章とそれに対する3つの答えがそれぞれ1度だけ放送される。印刷はされていない。設問に対して最もふさわしい答えを選び解答用紙にマークする。 |
Part3 | 会話問題 39問 2人または3人の人物による会話が1度だけ放送される。印刷はされていない。会話を聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。会話の中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。 各会話には設問が3問ずつある。 |
Part4 | 説明文問題 30問 アナウンスやナレーションのようなミニトークが1度だけ放送される。印刷はされていない。各トークを聞いて問題用紙に印刷された設問(設問は放送される)と解答を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。トークの中で聞いたことと、問題用紙に印刷された図などで見た情報を関連づけて解答する設問もある。各トークには質問が3問ずつある。 |
すべて一度「だけ」の放送です。
必要な部分を聞き逃さないようにしましょう。
この流れを確認したら、TOEIC公式ホームページでサンプル問題を解いてみて下さい。
ただ解く前に、実際のテストを意識してやってみましょう。
上記したように、Part1、Part2は、問題文や解答の選択肢が印刷されていません。
それに対してPart3、Part4は選択肢が印刷されています。
Part3、Part4の問題を聞く前に、その選択肢に目を通しておくことです。
本番では次々と問題が迫ってくるので、早く読むことが要求されますが、まずはゆっくり選択肢を読んでから、問題文を聞いてみて下さい。
どうでしょうか?
もしここで「英語がまったく聞き取れなかった・・・」という結果になってしまった場合は・・・残念ながら600点はかなり厳しいです。
試験までに少しでも多く英文を聞いて、内容が理解できるように頑張ってみましょう。
リスニングはリーディングに比べると単語も文法も簡単です。
「聞く能力」が問われているからですね。
だからこそ、聞き取ることができれば、点数を上げることができるんですよ!
リスニング対策をするなら、こちらの記事を参考にしてみてください。
リスニング用の参考書を手に入れたら、次はスコアアップを目指しましょう!
こちらの記事を参考にして勉強してみてくださいね。
600点取るための勉強<リーディング>
次にリーディング対策です。
TOEICのリーディング対策と言えば、
- 単語を覚える
- 文法をチェックする
- 長文を読む練習をする
この3つになるでしょう。
でも、今からやったとしても・・・覚えた単語や文法が出てくることを期待するのは無謀ですよね?
もちろん少しでも覚えておいた方がいいので、時間とやる気がある限り、勉強してもらった方がいいのですが・・・。
『時間をかける問題』と『マークだけする問題』をしっかり見分けることがリーディングの点数を大きく変えることになりますよ。
もし時間とやる気があるなら、こちらの記事を参考にして単語の勉強を頑張ってみましょう!
Part5(短文穴埋め問題)
Part5は短文穴埋め問題です。
- 文章全体を読む
- 前後を重点的に読む
の順番でサクサクと答えていきましょう。
文章を読んで内容が理解できれば問題なくマークできますね!
でも単語の意味が理解できない時、全体が把握できない時は、前後の単語を見ましょう。
Part5の選択肢の多くは、以下の3つで構成されています。
- 単語の意味(意味のあう単語を選ぶ問題)
- 品詞(正解の品詞を選ぶ問題)
- 文法(時制や前置詞などを問う問題)
単語の意味が違う選択肢は、意味が分からなければ、どうしようもないです・・・。
でも、品詞問題や文法問題は、意味が分からなくても解くことが可能です。
文章の成り立ちにもよりますが、以下の5つを覚えておくと、時間をかけずに問題を解くことができます。
- 名詞の直前には、名詞か形容詞
- 形容詞を修飾するのは副詞
- 動詞の直後には名詞か副詞
- 前置詞と前置詞の間は名詞が使われることが多い
- 文末には副詞がくることが多い
「そういえばそうだった!」というようなことばかりだと思いますが、英語の勉強から離れている期間が長ければ長いほど、忘れてしまいがち。
確認の意味で、少し英文を見て復習しておきましょう。
問題を読む
↓
内容と前後の品詞をチェック
これで分からない場合は、適当にマークだけして次の問題に進みましょう!
TOEICは問題が多いので、
分からない問題は勘でマーク、分かりそうな問題は少しだけ時間をかける
このように解いていきましょう!
Part6(長文穴埋め問題)
長文が出てきて穴埋めしていくのがPart6です。
1つの長文に対して4つの問題があり、1つは文章の選択肢が出てきます。
Part5のような文法問題も出ますが、文脈から答える問題の方が多く出題されるので、長文を読みながら順番に答えていきましょう。
文章の選択肢が冒頭に出てきた場合は、挨拶や長文の内容を表すものが答えになり、最後に出てきた場合は、まとめの文章、または読者への提案になっていることが多いです。
このことを覚えておくと、答えが分からなくても選択肢を減らすことは可能!
Part5と同じように、読みながら分かりそうな問題は少し考える、分からない問題はさっさと諦めてマークだけしておく
このように進めていきましょう!
次のPart7が一番配点が多いので、ここまでサクサクと解いていくことが大切です!
4択よりは3択、3択よりは2択、と選択肢を減らせば正解率もあがってきますよ。 問題がしっかり解けなくても、選択肢を減らして正答に近づけることが点数アップのコツです!
Part7(長文読解問題)
おそらくここまでで疲れもかなりたまってきていることと思います。
それでも集中力をもう一度高めて長文に取り組みましょう。
Part7の問題数は全部で54問で、1問5点とすると270点にもなるからです。
長文問題の設問は、長文と同じ順番で出題されます。
ですので、設問をまず読んで、この辺りにヒントがありそうだという目星をつけて長文を読み進めましょう。
分からない問題は、ここでもどんどん飛ばして分かる問題を確実に解いていくことに集中するのがスコアを確実に取るための戦略です。
さらに長文は読みやすいものと読みにくいものの差が歴然とあります。
「読みやすい」と感じた問題をしっかり解くようにしましょう。
残り時間をこまめにチェックしておきましょう!
直前はさらに集中して!残り1週間になってからの勉強方法をこちらにまとめました!
時間がある限り、対策をしておきましょう。
さらにもう少し余裕のある方は、こちらの記事を参考にして模試問題も解いてみましょう!
TOEIC600点は難しい?少ない勉強時間で高スコアを取る方法のまとめ
TOEIC600点をできるだけ簡単に時間をかけずに取るための方法をお伝えしてきました。
もちろん、あなたに600点を取って、履歴書に書いて、しっかりアピールしてもらいたい!
そう思っていますが、もしこの方法で600点を達成する能力があれば、もう少し勉強すれば、もっと高いスコアを目指すこともできるはず!
こちらの記事では初心者におすすめの参考書を紹介していますので、ぜひご一読ください。
今回、TOEICを受けて目標のスコアを達成した方も、そうでない方も・・・
時間を作るのも難しいとは思いますが、一度TOEICを受けてみて、ぜひもう一回チャレンジしてみて下さい。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました♪