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翻訳・通訳の仕事は英語を使った仕事の花形!
英語と日本語を自在に使いこなせる人って本当にカッコイイし憧れます!!
高度な英語力は当たり前のプロの世界。
今回はそんな翻訳・通訳の業界をちょっとのぞいてみましょう♪
翻訳・通訳と言っても映画や小説を訳したり、有名人との会話を通訳するだけではありません。
英語のスペシャリストたちがどんな仕事をしているか、翻訳・通訳業界に興味をお持ちの方はぜひお読みくださいね。
また仕事内容だけでなく、これから翻訳・通訳の仕事を目指したい方に向けて、実務に役立つ資格もご紹介します♪
英語を使った仕事をされていて、ふとしたきっかけで翻訳・通訳業界へ転身する人も意外と多いんですよ!
この記事を読んでくださっているあなたも、いつか翻訳・通訳の仕事に携わることがあるかもしれませんね!
※今回紹介する資格には「検定」も含まれていますが、英語検定は資格と同等に扱われることも多いため、この記事では「資格」と表現しています。
Contents
英語翻訳・通訳の仕事に資格は必要?
最初に申し上げますが、実は翻訳・通訳の仕事をするにあたり必須な資格は無いんです。
ただ、翻訳・通訳の仕事をはじめ英語を使う仕事に就く場合、TOEICの点数はほぼ必ずといっていいほど聞かれます。
TOEICは日本で英語を使った仕事を探す場合には、取得しておくべき資格試験です。
他にも英語に関する資格試験はたくさんありますが、それぞれ特化した分野があります。
資格を持っているとその分野の知識がどの程度か示すことができますし、試験に向けて勉強をすることで学べる知識もたくさんあります。
そして、TOEICと同じく日本でおなじみなのが英検ですよね。
翻訳・通訳のお仕事をするにはどのくらいのレベルが必要と言われているんでしょうか?
英検1級・TOEIC900点
英検1級・TOEIC900点は、プロとして翻訳・通訳のお仕事をされる場合に必要と言われているレベルです。
これだけでも翻訳・通訳の仕事がいかに難易度が高いかわかりますね!
これから目指したいという方は、まずは英検準1級・TOEIC800点レベルを目標にするとよいかもしれません。
その場合は、ぜひこちらの記事を参考にしてみてくださいね。
ちなみに「スコア別単語数」というものもあるので、今どれくらいの単語数を覚えなければいけないのか把握しておくことも大切です。
まず目指してほしい資格は英検・TOEICですが、翻訳・通訳業界では他にも様々な資格があります。
翻訳・通訳の順にその他の資格を紹介していきますね。
英語と日本語を扱う翻訳・通訳の仕事は似ていると思われがちなので、違いについても説明していきたいと思います。
【翻訳の仕事】翻訳に活かせる資格
高度な英語力が必要なのはわかって頂けたと思いますが、翻訳するには他にはどのような能力が求められるのでしょうか?
翻訳の場合、高度な英語力の他にも専門分野の知識、日本語の表現力が求められます。
英文を直訳するのではなく、読む人に合った日本語の表現で文章を訳さなければなりません。
意外と知られてないところですが、じつは翻訳の仕事の8割は実務翻訳と呼ばれるものなんです。
実務翻訳はビジネス翻訳、産業翻訳とも呼ばれています。
契約書や報告書、論文、特許など翻訳の種類は多岐にわたります。
また、本や映画に関わる仕事はそれぞれ出版翻訳、映像翻訳と呼ばれているんです。
この翻訳という仕事のほとんどが机に向かって文書を扱う仕事で、仕事のスピードも求められます。
納期が決められているのも翻訳の仕事の特徴です!
ところで、翻訳の仕事はどうやって始めるの?と思いますよね。
翻訳の仕事をする場合、翻訳を必要とする企業に勤める方法、翻訳エージェントに登録する方法、フリーランスで働く方法があります。
それでは翻訳に関わる資格をみていきましょう。※【】内は実務に活かせるレベルです。
JTF ほんやく検定 【実用レベル2級】
一般社団法人 日本翻訳連盟(Japan Translasion Federation)が実施しています。
1級~3級は実用レベルです。
実用レベルでは、政治経済・医学・情報処理・金融・科学技術などの分野から1つを選択して受験します。
2級以上取得すると、JTF加盟の翻訳会社から仕事の依頼が受けられ翻訳家としての仕事がスタートです。
また、4級・5級は初心者向けの基礎レベルで、英語力と翻訳センスが問われます。
JTA公認 翻訳専門職資格試験
一般社団法人 日本翻訳協会(Japan Translasion Association)が実施しています。
TOEICを超える難易度の資格として知られています。
翻訳文法技能試験などの4つの試験すべてに合格しなければなりません。
翻訳実務経験2年以上の実績がないとJTA公認翻訳専門職に認定されませんが、実務経験なしでも受験することができます。
これから翻訳の仕事を目指す方はJTA翻訳専門職基礎試験がおすすめです。
こちらの試験は、社会人・学生問わず英語の基礎学力があり、将来的に翻訳者や「JTA公認 翻訳専門職資格」認定者を目指す方へ向けた試験です。
それでは次に通訳のお仕事と資格についてみていきましょう。
【通訳の仕事】通訳に活かせる資格
通訳は人前で行う仕事です。
リアルタイムで適切な通訳をしなければならないため、臨機応変な対応力、コミュニケーション力が求められます。
通訳の仕事も、通訳を必要としている会社に勤める方法、通訳エージェントに登録する方法、フリーランスで働く方法があります。
仕事の内容は多岐にわたり、必要とされる業種も多いんです。
国際イベントや会議などのビジネス通訳、医療通訳士、警察や裁判に関わる司法通訳士という仕事もあるんですよ。
仕事内容によっては入念な準備も必要で、夜遅くまでの勤務、出張などが発生する場合もあります。
それでは通訳に関する資格をご紹介していきたいと思います。
ビジネス通訳検定(TOBIS) 【2級】
TOBISは「Test of Business Interpreting Skill」の略で、NPO法人 通訳技能向上センターが実施しています。
逐次(ちくじ)通訳と同時通訳の試験で、ビジネス通訳のスキルを評価します。
逐次通訳試験は、2級~4級の間で判定されます。これから通訳を目指す方でも受けられますが、同時通訳試験は2級取得の方や実務経験のある人しか受けられません。
TOBISは、すでに通訳で活躍されている方も受けることの多い資格試験です。
全国通訳案内士
全国通訳案内士は、日本で唯一の語学における国家資格です。
英語以外にも多くの言語を扱っています。
英検1級またはTOEIC900点以上で筆記試験の一部が免除されます。
日本の歴史、文化、政治経済など試験範囲が幅広いのが特徴で、国家試験の中でも最難関といわれています。
通訳ガイドとも呼ばれており、主に代理店や派遣会社などから仕事を受注し、日本に訪れる外国人に対し観光案内などをする仕事です。
外国人観光客が増えている現在ですが、中国語ガイドに比べると需要は少なく、ガイドのみの仕事で安定した収入を得られる人はごく一部といわれています。
旅行業界で活躍したい方におすすめです。
翻訳の仕事と比べ、話す力(スピーキング力)が特に求められるのが通訳の仕事の特徴です。
【翻訳・通訳の仕事】専門知識の必要性について
翻訳・通訳のお仕事について違いを理解していただけたでしょうか?
翻訳・通訳ともに専門分野が幅広いため、まずは専門分野を決め、専門分野での知識や経験を身に着けてから他の分野へ仕事の幅を広げていくのが一般的です。
未経験の場合は、比較的知識が少なくてもできる色々なジャンルの仕事を依頼されることもあります。
担当する業界の専門知識を勉強しながら仕事をしなければなりません!
医療・IT・特許・法律など、その業界ですでに働いていて専門の知識を持つ人が翻訳・通訳に転向する際に有利と言われているのはこのためです。
勉強するっていっても私だったら数年はかかるレベルだよ
特に医学関連分野は専門用語が多く、今回紹介した資格より、さらに専門的な資格試験があります。
専門分野に特化した資格を持っていると、より高い収入を得られる可能性があります。
翻訳・通訳業界で現在活躍されている方のプロフィールを拝見すると、「もともと目指していなかったけれど・・・」なんて方が意外と多いのに驚きます。
翻訳・通訳の仕事を目指すなら資格試験にも挑戦してみよう
今回は翻訳・通訳のお仕事、資格について紹介してきました。
翻訳・通訳の仕事は、日々の勉強はもちろん各分野の最先端の情報を扱うお仕事のため、常に新しい知識を身に着けていかなければならない大変なお仕事なんです。
英語を話せる人が多い現在、目指す人も多く特に翻訳の仕事は女性に人気です。
ライフスタイルが変わっても在宅で長く続けられるのは魅力ですよね!
翻訳・通訳業界ではベテラン経験者に仕事の依頼が集中するため、知識の浅い未経験者には厳しい業界とも言われています。
しかし、現在活躍されている方も、みなさん通訳・翻訳未経験からのスタートです!
憧れで終わらせずに目指すあなたを応援します!
今回は翻訳や通訳をするための資格試験についてもご紹介しましたが、資格試験は自分の現在の英語レベルを知ることができるので、おすすめです。
この記事ではほかの英語の資格についても解説していますよ!
気になる資格があったらぜひ挑戦してみてくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
勉強のモチベーションアップにも資格を目指すのはオススメ!