- TOEICの試験は何時から始まる?
- 高スコアを取るための時間配分は?
- TOEICの試験時間は他の試験に比べて長い?
『TOEICの試験は長い』とよく言われていますよね。
でも実は、TOEICが特別長いということではないんです。
TOEICの試験時間は120分(2時間)です。
それに対して英検は、従来型(英検S-CBT・英検CBT)
- 5級 55分
- 4級 70分
- 3級 85分(115分)
- 準2級 105分(140分)
- 2級 115分(150分)
- 準1級 125分(160分)
- 1級 140分
となっており、コンピューターを使った英検S-CBTや英検CBTでは3級から2時間程度かかるようになりました。
TOEFLに至っては約270分。つまり約4時間半!
IELTSも試験時間は約160分です。
では、なぜTOEICの試験時間が長いと言われているのでしょうか?
それは、問題数が多い→解くのが大変→TOEICは大変
と、TOEICは時間が長くて大変というイメージになったのではないかと思います。
英検S-CBTや英検CBTが始まるまで、従来型の英検の試験時間が2級まではTOEICより短かったというのも理由の1つかもしれませんね。
2020年度は10月分の試験から一日に2回試験が行われるようになったTOEIC。
それぞれ何時に始まって何時に終わるのか?
試験当日の時間の流れと、さらに試験中の時間配分についてお話していきますね。
Contents
2020年度、TOEIC試験当日の流れとは?
2020年度はいろいろイレギュラーなことが重なっていますね。
TOEICも例外ではありません。
2020年度がこれまでと変わった点は、この2点。
- TOEICの申し込みが先着順ではなく、抽選方式となる
- 10/25のテストから1日2回(午前・午後)開催される
10/4のテストは今まで通り、午後の1回です。
11:45~12:30 | 受付 |
---|---|
12:35~13:00 | 試験の説明・音テスト |
13:00~15:00 | 試験開始~試験終了 |
15:00~15:15 | 問題用紙・解答用紙の回収 |
15:15(予定) | 解散 |
引用:TOEIC公ホームページ
10/25のテストからは、午前と午後と2回の開催となりました。
午前実施 | 午後実施 | |
---|---|---|
受付時間 | 9:25-9:55 | 14:05-14:35 |
試験時間 | 10:20-12:20 | 15:00-17:00 |
終了時刻 | 12:35 | 17:15 |
引用:TOEIC公ホームページ
TOEIC試験中、最適な時間配分とは?
TOEICは120分のテストですが、時間に余裕を持ってテストを終了できる人は少ないです。
ほとんどいないと言っても良いでしょう。
それはなぜか?
TOEICは問題数が多いからです・・・。
TOEICはどのレベルの人も同じ問題を受けるので、簡単な問題から難しい問題まで解かなくてはいけません。
TOEIC、リーディングの適切な時間配分
TOEICは、リスニングが約45分間で100問、リーディングが75分間で100問の問題を解く必要があります。
全部で200問、単純にリーディングの問題数を時間で割ると、1問45秒で75分間解き続けなければならないことになりますよね?
でも、長文の問題を1問45秒で解くことは不可能です。
TOEICの時間配分については、こちらの記事でも紹介しています。
リーディングパートの理想的な時間配分は
パート | 問題数 | 目安時間 | テスト内容 |
Part5 | 30問 | 10分(20秒/問) | 短文穴埋め問題 30問 不完全な文章を完成させるために、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。 |
Part6 | 16問 | 10分(35秒/問) | 長文穴埋め問題 16問 不完全な文章を完成させるために、4つの答え(単語や句または一文)の中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。各長文には設問が4問ずつある。 |
Part7 | 54問 | 55分(1分/問) | 1つの文書:29問 複数の文書:25問 いろいろな文書が印刷されている。設問を読み、4つの答えの中から最も適当なものを選び解答用紙にマークする。文書内に新たな一文を挿入するのに最も適切な箇所を選ぶ設問もある。各文書には設問が数問ずつある。 |
参考:TOEIC公ホームページ
Part5に関しては、1問当たり20秒程度で答えていくスピードが必要です。
Part5は短文穴埋め問題なので、単語・文法力が問われます。
単語や文法は時間をかければ、答えが見つかるという問題ではありません。
分かる問題でしっかりと正解する、分からない問題はマークして次に進んでいくことが大事です。
Part6と特にPart7で必要なのは、単語や文法と、長文を正確に早く読む力。
長文を早く読む力は、数日で身に付くものではありませんが、一度自分のレベルを知っておくのは、あなた自身の勉強のためになることだと思います。
英語を読む力、WPMの測定方法はこちらの記事で確かめてみて下さい。
WPMを鍛えるための勉強法もお伝えしていますよ!
リーディングはリスニングが終わってから
また問題は、先にリスニング問題を45分間解いてからリーディングが始まるということ。
リスニングは途中で止まることがありません。
また、次の問題の説明が流れている時間には、次の問題を見ておかなければならず、休憩する時間もないことは一度受験した方ならお分かり頂けると思います。
集中力を切らすことなく、45分間のリスニング問題を解き終わってから、もう一度、仕切り直してリーディング問題に取り組む必要があるのです。
リスニングで時間が足りない!という方はこちらの記事を参考にしてくださいね。
まだ受験したことのない人は、模試問題集を使ってTOEIC体験をしてみましょう。
2時間、次々に出される英語の問題を解き続けることの大変さ、分かって頂けると思います(笑)
TOEICの試験時間は長い?2020年度TOEIC当日の流れを確認!まとめ
TOEICの試験時間は通常の英語の資格試験と同程度です。
ここはじ!サイトで紹介している英検・TOEFL・IELTSと比較しても、TOEICより長い試験もあれば、短い試験もあります。
試験時間よりもTOEICを受験する上で戦わなければいけないのは問題数。
模試問題集で練習することなく初めて受験すると、リスニングの途中で、問題が果てしなく続くような感覚に襲われるはず・・・。
私にはあります・・・
2時間という試験時間の間
- 集中を切らさない
- 一瞬気持ちが切れても、一息ついたらすぐに気合を入れ直す
- テンポよく解答する
TOEICで求められるのは、これらの能力です。
そして、もう1つの能力は・・・
できない問題はさっさと諦めること!(笑)
後で見直そうと思っても、最後まで問題を解き終わった時には時間がなくなっているかもしれません。
だから
- この問題分からない
- これ、見たことある問題!
- なんだったっけ?
と立ち止まって考えるのは、数秒にしておきましょう。
とりあえず答えをマークシートに入力しておく。
もし時間が余ったら、悩んでいた問題に戻るという形にしないと、マークシートが未記入のまま時間切れになってしまうことも・・・。
TOEICの試験時間が特別長いということではありませんが、試験中、いかに集中を切らさないかが問題です。
『まだTOEICに慣れていない』『時間内に終わるか不安』という方は、試験開始時間・終了時間をしっかり頭に入れて、時間配分を調整しながら解いていきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました♪
現在、TOEIC受験希望者が多数で、希望者全員が受験できないという状況が生まれていることによる措置です。
受験希望者がきちんと受けられるようになると1日1回に戻ることが予想されますので、今後の発表を確認する必要があります。