- 英検ライティングスコア 0点!?
- ライティングが0点だったら合格できる?
- ライティングの対策はどうしたらいいの?
先日、私はかつてないほどの衝撃を受けました・・・。
というのも、英検CBTで準1級を受けた息子タケルの結果が届いたのですが・・・
なんと
ライティングが0点だったのです!!!
あまりのショックに涙をこぼす息子・・・。
私は、この結果を見て「こんなこと、本当にあるんだ・・・」と呆然としてしまいました。
そして、「なんで0点?!」という思いがふつふつと湧き上がってきました。
だって、ちゃんと勉強していたからです!
今回は、ライティングで0点を取ってしまった体験と、0点を取らないための対策をお話します。
ライティングって勉強方法が分かりにくく、難しく感じますよね。
大学入試に英検のような外部の試験が導入されることから、2016年から英検ライティング試験が始まり、今の4技能のテストとなりました。
テストが充実するのは良いことです。
でも
『ライティング』に慣れてない
そんなことありませんか?
ライティングテストがあるのは、英検3級以上。
級が上がると問題はどんどん難しく専門的になっていくライティング。
英検ライティングは、とりあえず何でもいいから記入すれば少しでも点が取れる、というわけではありません。
対策なしでは、0点を取ってしまう可能性もあるんです!
実際に0点を取ってしまったら、合格はできません。
だから!0点を取らないための、ライティングの対策もお伝えしていきますね!
これから英検を受験される方、ぜひ参考にしてください!
Contents
【体験記】英検ライティングスコア 0点
先月、英検CBTを受験した息子タケルが、ライティング0点を取ってしまいました。
そして結果、不合格。
恥ずかしながら、息子タケルが準一級を受験するのはこれで3回目。
タケルなりに、真面目に取り組んで来たはずです。
これは、以前受験した英検S-CBTの結果です。
どちらも不合格だったのですが、ライティングが全く出来ない、という訳ではなさそうです。
タケルの前回の英検S-CBTの体験記はこちら。
この時に初めて英検S-CBTを受験しました!
では、一体何が原因でライティング0点だったのでしょうか?
【原因1】解答できていない(白紙)の状態
今回大きく変化があったのは、従来型英検やS-CBTではなく、英検CBTを受験した、ということ。
英検CBTは、すべての技能をパソコン入力で行うテストです。
注意しなければならなかった点は、英検CBTのライティング入力は、ただ入力するだけでなく、操作が必要だったこと。
タケルはこの「操作」が正確に出来ておらず、入力したはずの解答がアップロードされていなかった、ということが原因だったのではないか、とまず考えました。
【原因2】解答が質問の内容と合っていない
タケルは、今回特にライティングの勉強に力をいれてきていたので、0点の衝撃は大変なものでした。
でも、いくら勉強していても問題文の単語の読み間違いや勘違いは起こりうることです。
例えば、adopt (採用する)と adapt (適応させる)では、一文字違うだけで、まったく別の意味になってしまいます。
問題文の読み間違い、または解答で入力し間違える・・・そのせいで問題文の内容に適切に答えられなかった、ということが考えられます。
そうなると、英検公式ホームページにもあるように、
となってしまいます。
本人は回答に自信があっても、採点者の判断によってはこの原因も十分に考えられます。
英検ライティングで0点を取ると不合格です
大変言いにくいことですが、ライティングが0点だった場合、あなたの元には不合格通知が来ることになります。
不合格になる理由
英検は、リーディング・リスニング・スピーキング・ライティングの4技能それぞれにスコアが判定されます。
それが国際標準規格CEFRにも対応している英検CSEスコア。
CSEスコアについて詳しく知りたい方はこちらの記事を読んで下さいね!
4技能の合計で合格・不合格が判定されるのですが・・・ライティングスコアが0の場合、必然的に合格点に満たない計算となります。
どういうことかと言うと
このように英検は4技能それぞれ同じ配点になっており、リーディング&リスニング&ライティングは3技能合わせて得点が算出されます。
でも3技能合わせた合格点を見てください。
いくらライティング以外の2技能が満点であっても、合格点には届かないのです。
タケルの場合、準一級でリーディングとリスニングが満点だったとしても 750+750=1500 となりますが、3技能(1次)合格点が1792点なので、点数不足で不合格となってしまいます・・・。
英検S-CBTや英検CBTといった1日で4技能受験する場合もスコアの算出方法は同じなので、リーディング・リスニング・ライティングで合格点に満たない場合は不合格です。
不合格でもCSEスコアは有効です
息子タケルの元にも不合格通知が届きました。
しかし英検CBTで受験したので、CSEスコアは記載されていました。
英検S-CBTと英検CBTの場合、ライティングのスコアが0点でも、4技能受験しているのでCSEスコアは記録されます。
大学入試や昇進などでCSEスコアが必要な場合は、ライティングが0点でも利用できますよ!
ライティングには採点基準があります
ライティングの採点基準は級によって少しずつ違っていますが、どの級にも共通しているのは
- QUESTIONに合った解答
- 語彙数
- スペルミス
- 英作文の中に矛盾がある
この4点。
「問題文が良く理解できなかったけど、とりあえず文字で埋めよう」という意識では、解答になっていないということがあります。
そうなると、いくら正しい文法とスペルと指定の語彙数で記述しても「部分点をもらう」ということは出来ず、「すべての観点で0点と採点」されてしまうのです。
1つ目の「QUESTIONに合った解答」以外は減点対象とホームページにも書かれているので、語彙数やスペルの問題だけで0点となることはありません。
とにかく、まずは質問をきちんと読んで、それに合わせた解答をしましょう。
QUESTIONを読んだ時、なぜかまったく違うことを聞かれていると勘違いしてしまうことがあります。 Whatから始まっているのにHowの質問だと思ってしまったり・・・。 最初に問題に目を通す時は、集中して読むようにしましょう!
3級・準2級・2級のライティングの採点基準についてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
気になる方は読んでみて下さいね!
英検のライティング0点を避けるための対策!
0点なんてまさかあり得ない、と思っていましたが、本当に0点と採点されてしまいました。
「ライティングで0点=不合格」
このことが分かって頂けたら、次にするべきことは0点を取らないことの対策!!です。
ライティングが苦手な方でも英検のライティングの型を覚えれば、0点を回避できます。
さきほど紹介した採点基準の記事に過去3回分の過去問も掲載していますが
- 3級はあなた自身のこと(好みや将来のことなど)
- 準2級はあなたの考え
- 2級は社会的な問題についてのあなたの考え
- 準1級は社会問題について根拠と論拠に裏付けた自分の主張
が質問されます。
英検3級
3級では「あなたは~~が好きですか?」「あなたは~~ですか?」という質問に答えます。
まずはあなたの考えを答えましょう。
この1文目は質問の文章を引用する形でも大丈夫。
例えば
Do you like cooking for your family?
という問題であれば、
Yes, I like cooking for my family.
という文章から始めればOK!
そして、続きには理由を2つ書かなければいけないので
- First, ~~. Second, ~~
- Because ~~. Also, ~~
という定型文を利用して理由を書きましょう。
英検準2級
準2級のライティングでよく出題されるのがDo you think~~?というもの。
受験級が上位になるごとに語彙数が増えていくので、準2級では自分の考えと理由、その具体例なども必要になってきます。
ここでも重要なのはライティングの型。
たとえば
Do you think it is important for people to ear breakfast every day
という問題が出題されたら
I think it is important for people to eat breakfast every day.
とI thinkから書き始めましょう。
続く理由の書き方は3級と同じ、「First, ~~. Second, ~~ 」「Because ~~. Also, ~~」を使いましょう。
そしてそれぞれの理由のあとに具体例や自分の意見を補助する内容を書きましょう。
ここで使える表現は、中学校の文法で習ったようなイディオムです。
It is (important) for me to ~~. (私にとって~~することは重要です)
It is so (hard) that ~~. (~~するのは大変です)
また語彙数が足りないという時には
can = be able to
must = have to
といった同じ意味の表現を使うなど、ちょっとした工夫で乗り切りましょう!
英検2級
2級になると一般的、社会的な問題が出題されます。
例えば
Some people say that parents should limit the time children spend using the Internet. Do you agree with this opinion?
(両親が子供たちのインターネット利用時間を制限するべきだと言う人がいます。あなたはこの意見について賛成しますか?)
というような問題ですね。
2級の問題も準2級と同じく、I thinkからまずあなたの意見を書きましょう。
次に、これまでと同様2つの理由を述べます。
2級のライティングに必要な語彙数は80~100語なので、考え+理由①+理由②では、必要な語彙数を満たすことができません。
何を書けば良いかというと
- 一般的にこのように言われています 「Generally speaking~~」
- 例えば、こういうことがあります 「For example,~~」
- こういう点が良い(悪い)ところです 「It is good (bad) for people to ~~」
自分の意見とどんなことを書くかが決まったら、必要語数を満たすようにライティングを完成させましょう。
英検準1級
準1級では、さまざまな社会問題について質問されますが、自分の意見を発信する力が求められます。
例えば
Do you think that the government should provide more support for unemployed people?
(政府は失業者支援をもっとするべきでしょうか?)
というような、世相を反映した、身近な問題です。
準1級も同じく、I think~~であなたの意見を書きますが、1文目には一般論を述べる必要があります。 ですので、第1文目には一般論で始め、第2文目以降で、与えられたキーワードを必ず2つ文中で使って、賛成か反対か等自分の意見を述べていきます。 準1級のライティングに必要な語彙数は120~150語です。 自分の文字の大きさを把握し、何行目まで書けばこのワード数をクリアできているか、よく練習しておくことをおススメします! また準1級では、論理的なエッセイの正しい構成で書くことが求められます。 文章の基本構成をマスターしておくと、当日は与えられたキーワードをヒントに自分の意見を考えることに集中できますね! 英検のライティングで0点・・・ 想像したくもない事態ですが、ライティングで0点を取ったら合格できないことが分かって頂けたと思います。 であれば出来ることは、しっかり対策しておくこと! また、英検CBTで受験される方は、テスト前に英検公式ホームページで確認しておきましょう。 実はライティングは、試験の直前であっても対策すればスコアが伸びやすいと言われているんですよ! 英検の当日まであと数日・・・!? 直前でもできる3級と準2級のライティングの対策についてはこちら! 最後までお読みいただきありがとうございました♪ こちらの記事もどうぞ! [/voice] 英検CBT スピーキングの対策とは!?テストの流れと注意点を確認!!
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