- 英検のスピーキング試験は日常会話じゃないって本当?
- 試験を受けるときに大切なことは?
- 正しい発音のために必要な勉強法を知りたい
英検の試験内容といえばリーディング・リスニング・ライティング・スピーキングの4種類があります。
スピーキング以外のリーディング・リスニング・ライティングは、このようなイメージがありませんか?
- リーディングは文章を読み内容を理解して、その内容についての問題を回答
- リスニングは音声で流れてきた英語を理解して問題を回答
- ライティングは問題に対して文章を作って回答
それに対してスピーキングにはどんなイメージをもっているでしょうか?
「試験官と日常会話をする」「質問に対してその場で会話をして回答する」というイメージがあると思います。
しかし、英検のスピーキングは日常会話とは違いますよ!
ライティング・ヒアリング・リーディングでしっかりと合格点を取ることができても、スピーキングのコツを知らずに点数を落としてしまうのは大変もったいないですよね。
そこで今回は、スピーキング試験を合格するためのコツをご紹介したいと思います。
Contents
英検のスピーキングは英会話じゃない!?合格へ導くコツとは!!
それではさっそく、英検のスピーキングテストの重要ポイントからご紹介していきますね。
- イラストを見てその状況を説明することができる
- 質問に対して的確に回答することができる
- 正しい発音で文章を読むことができる
英検のスピーキング試験は、試験官から手渡しされたイラストの状況について質問があり、それについて答えることがメインです。
他にも質問文を正しい発音で話すことができることであったり、自己紹介をしっかりとできることであったりと、いくつかの採点ポイントがあります。
採点ポイントを押さえることが合格への一番の近道ですよ。
いくつかの採点ポイントの中から今回、重点をおくポイントは発音です。
もちろん、文法や単語をしっかりと使えることが大前提ですが、スピーキングでは1つ1つの単語の発音をしっかりできるようになることも重要なコツなんですよ。
では実際にはどのような試験内容で、どのような勉強方法があるかを確認していきましょう!
英検のスピーキング試験の内容とは?
スピーキング試験で合格するためには試験内容をしっかりと把握しましょう。
2級のスピーキング試験は、このような一連の流れで行います。
試験の最中は、メモ・写真撮影・録音・録画などはすべて禁止となっているので、注意してください。
アニメーションでわかりやすく説明されたものを見たい方は、英検バーチャル二次試験 2級からご覧いただけます。
バーチャルアニメーションは機械環境によっては見ることが出来ない可能性があります。
リンクから視聴が出来ない方は、公益財団法人日本英語検定協会よりご確認ください。
8:パッセージについての質問(no.1)の注意書きにあるように、聞き返すことは減点対象とはなりません。
不安だったり聞き取りづらい単語があったりした時は、ゆっくり落ち着いて「Could you say that again, please ?」と伝えましょう。
そうすれば、試験官はもう一度質問を繰り返してくれますよ。
また、4級・5級のスピーキング試験はオンラインまたはアプリで受験します。
詳細はこちらをご覧ください。
イラストを見て説明しよう
試験の大きなポイントになるイラストを見てみましょう。
質問の一部を抜粋しましたので、全文が気になる方はこちらからご覧いただけます。
文章とイラストを見て、理解した状況を説明します。
小さなお子様がいる佐々木さん夫婦は、絵画をゆっくり見るために託児サービスを利用することにしました。
10分後、ロッカーへ荷物を預けた後、夫婦は絵画を見て回りました。
2時間後、父親は子供のおもちゃを選び、母親は預けている子供が泣いていないか気になっています。
日本語で説明するとこのようになり、こうしたストーリーや状況の説明を英語でしっかりとできることが1つ目のポイントです。
質問に対して自分の意見を伝えよう
普段の生活でも誰かが質問をしてきたら、内容を把握してしっかりと答えますよね。
スピーキング試験では答え方が英語というだけで、臆せずに堂々とした態度ではっきりと声を出し、正しい発音で試験官に意見を聞き取ってもらいましょう!!
聞き取れなければ、怖がらずに聞き返して内容をしっかり理解することです。
質問に対して、何も行動を起こさないのは減点ポイントになりますので、何かしら自分の意見を伝えられるように日頃から意識をすると良いですね。
2つ目のポイントは、試験官の質問に対してしっかりと自分の意見を伝えることでした。
正しい発音で文章を読もう
英語で説明や意見が言えれば、それで良いわけではありません。
正しい発音が出来ないと、減点となってしまいます。
そのためにも正しい発音で単語を読むことができるように、正しい発音を学習することが3つ目のポイントですよ。
私たちが日頃から耳にしている英語は、いわゆる「ジャパニーズイングリッシュ」といわれているカタカナ英語です。
そのカタカナ英語が、正しい英語発音とはほど遠いことをご存じでしょうか?
日本語に「あいうえお」といった文字にあった正しい発音があるように、英語にも正しい発音があります。
その発音する音の数は日本語よりも多く、日本人にはとても難しいと言われていて、有名なのは「R」の発音ですね。
読者様も聞いたことがあるのではないでしょうか?
正しい発音をするためのコツとは?
学校の授業ではあまり教えてもらえない正しい発音のコツをご紹介いたします。
日本語にもありますが、英語には正しい発音をするために発音記号が存在することをご存じでしょうか?
引用:Weblio英和辞書
画像の発音記号・読み方の欄を見てください。
不思議な記号がついていますが、これが発音記号です。
この発音記号を習得できれば、どんな単語でもネイティブと同じように発音できるというわけですね。
ですが、この発音記号を覚える前に知っておくだけで、発音がもっとよくなるコツがあります。
それがフォニックスと呼ばれるアルファベットの正しい発音です!
英語圏の学校では、一番最初に子供達に教えているものがフォニックスなんですよ。
フォニックスを簡単に説明すると「あいうえお」の発音のアルファベット版です。
フォニックスで正しい発音を覚えよう
Aと言うとき私たちは「エー」と発音しますよね。
しかし、りんごを英語で言うときに「apple」を「エーピーピーエルイー」と発音はしなくて「アップル」と発音します。
アルファベットは文字の名前と発音が違うので、単語の読み方が難しいと感じてしまうんです。
引用:YouTube
こちらは、アルファベットの発音の方法を知ることができる動画です。
フォニックスを理解すれば「apple」を「アップル」と発音する理由がわかりますよ。
このフォニックスを勉強してから発音記号を勉強することで、より正しい発音を身につけることができます。
忙しくて動画を見る時間がない方も、表で見ると分かりやすいですね!
引用:やる気スイッチグループ
フォニックスの勉強をすることができたら、いよいよ発音記号の勉強へと進みましょう。
発音記号で単語の勉強をするときにもちょっとしたコツがあります!
発音記号は似た発音をグループで覚えよう
まずは、発音記号というものがどういうものかを見てみましょう。
こうしてみると、たくさん数があって覚えられないような気もします。
しかしよく見てみると、子音のほとんどはフォニックスと同じですよね。
つまりフォニックスにないものだけ覚えると思えばとても簡単だと感じませんか?
発音記号をしっかりと覚えたところで、実際に単語勉強の際に音読しながら覚えることで、正しい発音が身につきます。
実は、単語の発音方法を覚えるのもちょっとしたコツがありますよ。
それは英単語を同じような発音のグループで覚えることです。
そうすることで、似てるけれど発音が違う単語をしっかり理解した上で覚えられますよ。
- hot /hάt/ 暑い
- hat /hˈæt/ 帽子
- hut /hˈʌt/ 小屋
3つ並べみると同じ「ハット」の発音なのに発音記号が違いますよね。
こうした違いをはっきり理解できると、正しい発音をしっかり覚えることができるというわけです。
スマートフォンを使って練習しよう
この画像は以前、私が実際にスマートフォンで「ハット」の発音練習をしたときのものです。
恥ずかしながら、全然できていませんでした。
- メモ帳またはメールの新規作成画面を開く
- キーボードの言語を英語に変更
- マイクのボタンを選んで、音声入力にする
- 英語で話しかける
音声入力することで、英語で発音した単語が文字として入力されるので、自分がどういう発音をしているのかが目で理解できますよ。
またスマートフォンの言語設定を英語にして、siriなどに話しかけるというのも簡単にできる練習方法です。
使用されているスマートフォンの機種によっては操作方法が違います。
違う機種の方は音声入力方法をご確認ください。
また、周りの環境によっては正常に反映されないケースや、文章の脈絡で自動的に似たような単語で入力されてしまうケースがあります。
こうした練習方法の他にも、オンライン英会話を利用したりHelloTalkを利用したりすることで、ネイティブに発音を確認してもらうことができますよ。
また自分が添削してもらうと同時に、相手の日本語を添削することでお互いに勉強ができる新しい形のSNSですよ。
コメントやメッセージのやり取りの回数を重ねれば、通話もできるようになるので、世界中の人たちとコミュニケーションがとれます。
ぜひ試してみてくださいね!
英検のスピーキングは英会話じゃない!?合格へ導くコツとは!!まとめ
英検のスピーキングは英会話ではなく、状況説明ができることと、正しい発音で文章を読むことができることにポイントが置かれています。
その英検のスピーキング合格へのコツを3つお伝えしました。
- イラストを見て状況説明がしっかりとできること
- 正しい発音で文章を読み意見を述べること
- 正しい発音をするために発音記号を覚えること
正しい発音を辞書で見て理解できるようになれば、これから先、新しい単語と出会ってもすぐに理解することができるようになりますよ。
英検スピーキング合格のためだけではなく、これからの英語学習で大活躍することは間違いなしの重要なコツでもあります。
フォニックスや発音記号をしっかりと覚えて、スピーキング試験に自信を持って挑めるように頑張ってくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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