- TOEICを受ける前に単語の勉強は必要?
- 目標スコア別の覚えるべき単語数ってどれくらい?
- そもそもどうやって単語を覚えたらいい?
TOEICを受けようと思った時に対策しなければいけないのは、以下の4つ。
- 単語
- 文法
- 長文読解
- リスニング
その中でも、私は単語が一番重要だと思っています。
というのも、単語を知らないと、その他の3つは解くことができないから・・・。
逆に言えば、単語を知っていれば他の3つはその単語の意味から想像して解答を導き出すことができる、とも思っています。
では、単語はどの程度、覚えておくべきなのでしょう?
今回は目標スコア別の必要な単語数についてお話していきます。
単語を効率的に覚える方法もお教えしますよ!
単語を覚えるのはかなり地道な作業ですが、これをクリアすることができれば、目標点数を取ることに近づきますので、ぜひ頑張って下さいね!
Contents
TOEIC目標スコア 400~500点
TOEICで400~500点を取るために必要な単語数は約3,000語です。
3,000語と言っても、どの程度が分かりませんよね。
中学校を卒業するまでに習う英単語数が2,200~2,500語と言われているので、中学校の勉強に少しTOEIC用の勉強をプラスしたという程度でしょうか。
英語が得意な中学生であれば、TOEIC用の単語の参考書で教科書に出てこない単語を覚えていけば大丈夫。
社会人の方であれば、中学英語を復習して、さらにTOEIC用単語問題集を行えば、3,000語はクリアできると思います。
ただTOEIC400~500点はリスニングを強化すれば意外と簡単に取れるレベルなんです。
リスニングを強化しながら単語を覚える、これをやるだけでも次のランク600点にはすぐに到達できますよ!
TOEIC目標スコア 600点
TOEICで600点を取るために必要な単語数は約5,000語です。
5,000語というのは、高校卒業までに習う単語の数と同じ。センター試験を受けるために必要な単語数であり、日常会話よりレベルアップした単語の語彙力が必要となってきます。
TOEIC600点は、英検で言うと2級レベルであり、一般的に履歴書に書けるレベル。
- 英語を勉強している、また英語が得意なことアピールしたい
- 就職や転職を有利に進めたい
そんな方にとっての最低ラインが600点です。
ちなみに、英単語5,000語の語彙力があれば、英会話もスムーズにできるようになりますよ!
スピーキング能力は慣れも大事ですが、相手の言葉を聞いてまったく理解できないという状態から脱することができて、英会話を楽しめるようになってきますよ!
TOEIC目標スコア 700点
TOEICで700点を取るために必要な単語数は約7,000語です。
高校卒業までに勉強する単語が5,000語、7,000語と言えば難関大学に挑戦するレベルです。ここでいう難関大学とは『早慶上智』(早稲田・慶応・上智大学)のこと。
試験の後、しっかり東京で遊んで帰宅しましたよ♪
700点以上を目指す場合は、専門的な単語や日常会話では使わないレベルの単語を覚える必要が出てきます。
自分なりの単語の覚え方を作り上げておかないと、途中で挫折してしまうことも・・・。
「この単語の意味はなんだったっけ?」と考えなくてもすぐ意味が理解できるようになる、そんな状態にしていく必要も出てきます。
高得点を目指せば目指すほど、時間が足りない問題に直面します。
リーディングで時間が足りなくなってしまう・・・そんな方は一度WPMを測定してみてはいかがでしょうか?
英語を読むスピードがあがれば、余裕を持って問題を解くことができますよ!
TOEIC目標スコア 800点
TOEICで800点を取るために必要な単語数は約8,000語です。
この単語数のレベルは、大学で英語、もしくは語学系の学部を専攻して勉強し続けている人の中でも中級のレベルです。
TOEIC800点は英検準1級レベルですので、その難しさが分かるかと思います。
ただ800点が取れると国際部門への配属が可能になり、海外出張や海外赴任も夢ではなくなります。
英語力を生かした仕事に就きたい時は、この辺りのスコアを目指して勉強することをオススメします。
800点を取っていれば、あとは仕事をしていけば自然と必要な単語は覚えることができますし、支障なく業務をこなすことが可能です。
800点を取ることは簡単ではないですが、決して夢の世界でもありません。
こちらの記事で紹介している勉強法であなたも高得点を目指してくださいね!
TOEIC目標スコア 900点
TOEICで900点を取るために必要な単語数は約10,000語です。
10,000語というと英検1級レベルの単語数ですが、実はネイティブの単語数で比較すると小学4~5年生の語彙力。
ただ900点、または英検1級を取得していれば、英語を生かした仕事であればあなたの希望する職種に就くことも可能になります。
海外赴任だけでなく、翻訳や国際的な機関で活躍することもできます。
通訳や翻訳家は英語を扱う職種の中でも華やかな仕事ですよね!
通訳・翻訳の仕事をしたいとお考えの方はこちらの記事で必要な資格を検討してみて下さいね。
TOEIC目標スコア 990点(満点)
TOEICで990点(満点)を取るために必要な単語数は約13,000語以上です。
とは言え、ここまで来るとどの単語が出題されるか、その単語を覚えているかどうかは運次第という側面も出てきます。
ですので、900点を超えた辺りからは、英語の語彙力だけでなく総合的な理解力が問われます。
難解な単語を覚えながら、さらにTOEIC用の問題集が100%理解できるレベルにならなければなりません。
効率的な英単語の覚え方とは?
数千もの単語を覚えるとなると、できるだけ効率的に早く単語を覚えたいですよね。
ではどうすれば早く覚えることができるのでしょうか?
まず最初に単語を覚える時、あなたはどのように覚えていますか?
- 声に出して覚える
- 書いて覚える
- 見て覚える
単語の覚え方は人それぞれ。
この3つのうちのどれかだとは思いますが、どれが良いということはなく、自分に合う方法であればどれでも大丈夫です。
ただブツブツ呟くのは人前では出来ないんですよね・・・。
単語を記憶したい、そんな時に重要なのは覚え方よりも忘れたら覚え直すこと!!
しかも、覚え直すタイミングがポイントなんですよ!!
カナダのウォータールー大学で行われた実験で得られたウォータールー大学の忘却曲線というものがあります。
忘却曲線というくらいですから、どれだけ忘れていくかを記録したグラフなのですが、同時に記憶を定着させるために効率的に復習するタイミングを示したグラフでもあります。
人間の記憶を調査したところ、1日目100%まで覚えたとしても、次の日には約3分の1しか記憶は残っていないと言われています。(上記の表の黒いグラフですね)
覚えるものが何か、自分にとって必要なものかどうかでも記憶量に差はありますが、ここで分かってもらいたいのはヒトは忘れていく生き物である、ということ。
でも3分の1を忘れてしまうまでにもう一度100%の状態に戻すと、忘却の曲線の下がり方がかなりゆるやかになることが分かったのです。
つまり『復習』をすることが大事なのですね。
ウォータールー大学の研究結果(グラフのオレンジの線)
- 24時間以内に10分間
- 1週間以内に5分間
- 1ヶ月以内に2~4分間
この方法で記憶された情報は忘れにくくなることが発表されました。
つまり、脳にしっかりと定着したということですね!
単語の勉強を始める時には、まず1日に覚える単語量を決めましょう。
TOEICで目標スコアを取るためということであれば、単語を書く必要はありません。
読める(聞ける)&意味が分かる状態であればOKです。
1語30秒で1時間単語の勉強ができれば、100語は覚えることができる計算になりますね。
1日勉強したらその復習は24時間以内に行いましょう。
その時、忘れてしまっていた単語をノートなどに書いておいてください。
そして1週間以内にそのノートの単語のみを復習してみましょう。
私は次の日の復習は、勉強を始める前に行い、1週間以内の復習はスキマ時間に行っていました。 5分~10分程度あれば、しっかり復習できましたよ!
TOEICの目標スコア別単語数の目安と覚えるコツまとめ
TOEICを受験する時の目標とする単語数についてお話してきました。
履歴書に書くために600点を目指したい!
でも600点取るためには、5,000語も必要なの・・・?
1日100語覚えても50日かかってしまう・・!!
そんな風に思ってしまうかもしれませんが、この5,000語の中には日本英語として使っているような、簡単な単語も多く入っています。
すでに覚えている単語には時間がかからないので、同じようなペースで覚えていくと5日間で700語程度に達することができるでしょう。
その残りの時間は、復習にあてることができますよね!
TOEICのテストのために単語の勉強をするのであれば、まずは単語用の参考書を購入するのが高得点への近道です。
こちらの記事ではオススメの単語帳をお伝えしているので、参考にしてみて下さいね!
最初は、あなたが英語の勉強に費やせる時間を、無理のないように設定しましょう。
あまり一気に詰め込みすぎると、途中で嫌になってしまいますので、無理のない設定が大事です。
TOEICテスト本番まで、またテストが終わってからも英語を楽しく勉強し続けることができるように、単語の勉強を進めて下さいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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