- TOEFLにダミーの問題があるって本当?
- ダミーの問題の見分け方ってある?
- TOEFLのダミー問題への対策はどうすればいい?
TOEFLは年間40回以上も開催されており、年間10回開催されるTOEICと比べると、とてもチャンスの多い試験です。
しかし、受験人数はTOEICよりも少なく、問題集や参考書も他の試験と比べると物足りなく感じてしまいますよね。
受験情報が少なく、ネットを検索すると出てくるのが「ダミー問題」という聞きなれない言葉・・・。
テストにダミー問題なんてあるの?と思う方も多いですよね。
今回は、特に初めてTOEFLを受験する読者様のために、この「ダミー問題」について、お伝えいたします。
Contents
ダミー問題とは何のこと?
TOEFLでしか聞かない言葉なので、「ダミー問題」って理解できませんよね。
ダミー問題があるっていう噂は本当なの?
ダミー問題の存在は「噂である」と、インターネット上で言われることもあります。
しかし、実はダミー問題が存在することはTOEFL公式サイトにはっきりと掲載されているんですよ!
引用:TOEFL公式サイト
TOEFL公式サイトでは、『スコアに加算されないサンプル問題』と表記されていますね。
これが、採点されない問題、いわゆる「ダミー問題」と呼ばれているものなのです。
TOEFL受験者からは、一般的に「ダミー問題」と呼称されていますが、「採点除外問題」や「プレテスト」とよぶ人もいます。
残念ながら、受験者には正規の問題と採点除外問題を見分けることはできません。
だからこそ、「ダミー問題」と言われるようになったのですね。
TOEFLの問題構成
TOEFLは4つのセクションで構成されています。
テストはすべて英語で行われ、問題の総数は「ダミー問題」を含めると約80~130問となります。
そして全セクションでメモをとることが可能です。
各セクションが0~30点で採点され、総合計120点満点のテストとなります。
引用:TOEFL公式サイト
このうち、1番最初がリーディングです。このセクションには3つまたは4つの文章があり、54~72分間で解答するようになっています。
続いて休憩なしで、リスニングが始まります。このセクションも同じく、合計5または7つの講義や会話文を聞き、41~57分間で解答するようになっています。
ダミー問題が含まれているほうが、解答時間が長くなります。
ダミー問題がリーディングまたはリスニングどちらに含まれているかは、試験当日、自分のパソコンの画面に表示される解答時間によってのみ、確認できるのです。
ダミー問題がある理由
公式サイトには「新しいタイプの設問が実際のテスト環境でどのように機能するかを確認するため」と書かれていますが、実際は「受験者全体のレベルを確認するため」というのが本来の目的のようです。
TOEFLは受験者数や年齢は一切公開されていません。
TOEFLは、留学や海外大学受験などを目標とする主に学生さんが、TOEFLのスコアを必要とします。
そのため、主に20歳前後の学生さん〜20代の方々が多いのではないかと考えらます。
そして、試験開催日が多いこと、また受験者数が少ないことから、毎回の平均点にバラ付きがでると予測できます。
そのため、その平均点のバラツキをなくすために、ダミー問題を入れて「同程度の基準でスコアを評価する」んですね!
ダミー問題への対策はあるの?
なにか対策方法とかあるんですか?
残念ながら今、言えることは、「ダミーは必ずしも最後の問題ではない」ことだけのようですね ダミー問題がどれか分からなくても、ダミー問題があるかも?と予想して心の準備ができていれば、問題数に惑わされることはありません。 試験当日、時間を確認したうえで、最後の問題まで解き切りましょう。 出題された問題がダミーかどうか、見分けたいですよね・・・。 ダミー問題を見分ける方法は、はっきりいって・・・ありません。 しかし、こちらの「新しいタイプの設問」という言葉に注目してみてください。 ETSが毎回同程度の基準でスコアを評価できるようテストを管理したり、新しいタイプの設問が実際のテスト環境でどのように機能するかを確認するためのものです。 引用:TOEFL公式サイト こちらでも表記されているように、「新しいタイプの設問」がダミー問題かもしれない、ということも十分ありえます。 しかし、試験中は神経が高ぶっているので、それが本当にダミーであると確信が持てないですよね。 人によっては、ダミーだと思われる問題を無回答にしたり、後回しにすることも攻略のひとつ、と言われる方もいるようです。 もし、運良くダミー問題の時間を別の問題に使えたとしても、大幅な得点アップには繋がらないのが、現実です。 しかも、もしかして正規の問題を白紙にしているかもしれない、というかなりのハイリスクを伴います。 残念ながら今の段階では、ダミー問題を見破る対策はありません。 判別する手段がないので、問題はすべて解き切るようにしましょう! ダミー問題を見分けることが出来ないのですが、対策はひとつあります。 「多く問題を解くことになれておく」ことです。 この問題集は、本番と同じようにパソコンで模擬試験の様に練習できるようになっています。(全文英語) また、テスト4回分入っているので、オススメ問題集ですが、ダミー問題抜きの設問と時間になっています。 実際は、リーディングまたはリスニング、のどちらかが問題と時間が増える可能性があります。 模擬問題に慣れてしまうと、ダミー問題の含まれない最短の試験時間になってしまい、当日、非常にストレスがかかることが予測されます。 こちらの問題集は、解説は日本語、4技能別の解説となっており、はじめてTOEFLを受験される方にはぴったりの問題集です。 模擬試験+こちらのリーディング1文章、というように、ダミー問題まで解き切る体力をつける対策をしていきましょう。 実は、「採点除外問題」が含まれている試験はTOEFLだけではありません。 多くの試験では「受験者のレベルをはかるため」と言われていますが、なかには、「難問すぎる」などの理由で採点除外問題、となったりすることもあるようです。 代表的なものはこちら。 ダミー問題は実際に存在し、あなたが受験するTOEFLにも、きっと出題されることでしょう。 それは、受験者を脅かすものではなく、受験生に不利がないように、より公平なスコアを管理するためのシステムです。 TOEFL受験者は多くなく、情報も少ないので惑わされそうになったりもします。 でも、「受験生としての誠意」をみせるためにも、全問解き切る力をつけて行ってほしいと思います! 心に余裕をもって、ダミー問題へ苦手意識を持たず、堂々と本番に挑んでくださいね。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。 ダミー問題を見分ける方法
ダミー問題への対策
その他「採点除外問題」のあるテスト
ダミー問題を恐れず、心に余裕をもって受験しましょう