- 英検S-CBT の会場が選べるってホント?
- 英検S-CBT 会場ってどんなどころ?
- 従来型英検、英検CBT、英検S-CBT の中で一番良い会場はどこ?
2020年から、英検S-CBTが始まり、英検の受験スタイルが幅広くなりました。
そして、受験スタイルが選べるようになったことで、受験会場にも違いが出てきましたね!
でも、受験会場が具体的にどう違うのかよくわからない・・・
そんな方のために今回は、英検S-CBTの会場について、詳しくお伝えします。
実は私、本会場・準会場・英検S-CBT すべての会場の経験があるんです!
私の体験を踏まえて、それぞれの試験を比較しながら解説していきますね!
これから英検受験する読者様の、会場選びの参考になりますように!
Contents
英検S-CBT の会場は自分で選べます
2020年より新たに導入された、英検S-CBTの特徴のひとつとして、「会場が自分で事前に選べること」があります。
従来型英検(本会場)は、受験票が届くまでどこの会場かわからないですよね。
英検S-CBTは受験会場を事前に自分で選択できるので、忙しい受験者にとっては大きなメリットとなります。
英検S-CBTの受験の特徴
英検S-CBTは4技能を一日で受験できるコンピューターテスト。
とても魅力的に感じますが、受験できる級は3級・準2級・2級・準1級 に限定されています。
さらに、準1級においては、夜間試験はなく、受験できる会場も全ての会場ではありません。
それでも、従来型英検と英検CBTに加えて、英検S-CBTの受験チャンスが、更に年3回も増えたことは、英検合格を目指す受験者さんにとて、とてもうれしいことですね!
英検S-CBTの会場は事前に調べることができます
従来型英検の本会場は、一切非公開となっています。
ですので、受験票が届いてから、場所をインターネットで調べることとなり、そして、自宅の出発時間を計算したりしますよね。
モチベーションも緊張感も高まりますが、行ったことがない場所、降りたことのない駅だと、不安にもなります・・・。
その点、英検S-CBTは、事前に会場場所を探すことが出来るので、不安要素がひとつ解消されます!
会場はこちらの英検S-CBT公式サイトから検索できます。
今月は開催会場になっていても、来月は会場になっていない、など、開催日時によって変わりますので、必ず確認しておきましょう!
また、地方都市は、会場が県内1か所のみ、ということもあるので、申し込む前に、自分が受験できる会場が、自分にとって便利な会場かどうか調べる必要があります。
この点も、十分に気を付けてくださいね。
試験会場の変更
英検CBT・S-CBTは、申し込みをした後でも、試験会場の変更は可能です。(申し込み期間内に限る)
残念ながら、受験月をまたいでの変更は不可能ですが、当月内・申し込み期間内であれば、受験会場・日程の変更は可能です。
英検S-CBT の会場「テストセンター」って何?
このたび、「大学入試英語成績提供システム」に対応する、実用英語技能検定(以下、「英検」)の新方式のうち、 「英検 2020 2 days S-Interview」を除く、「英検 CBT」と「英検 2020 1 day S-CBT」(以下、「英検 2020 1 day」)の 2020 年度の実施会場におきまして、「テストセンター」を全国に設置し、そこで実施することを決定しまし たので速報としてお知らせ申し上げます。
テストセンターとは?
2019年7月に、これまで英検CBTの会場運営を行ってきた『株式会社Edulabo』傘下の『株式会社教育測定研究所』は、以下の発表をしました。
2020年からの英検S-CBT と英検CBTの会場はこの、教育測定研究所が運営する「テストセンター」のみで行われる、という内容です。
全国186エリアに約260のテストセンターを配置する予定
7月2日英検協会のプレスリリースにて、詳細発表いたしましたが、日本における主要都市には、直営のテストセンターを設立すると共に、既存の全国にあるテストセンター事業社とアライアンスを組むことで、入試に対応し得る、高いセキュリティレベルにある試験会場を構築して参ります。
そして、2020年より、英検S-CBT と英検CBTは「テストセンター」で統一して行われるようになりました。
英検CBTについては、こちらの記事で詳しく説明しています。
テストセンターの環境
2020年度以降、英検CBTも英検S-CBT も、この「株式会社 教育測定研究所」が運営する『テストセンター』で英検のコンピューターテストで行われています。
英検公式サイトにも詳しく紹介されていますが、
- 高い防音性を確保した受験室
- 室温管理の徹底
- 高さの調節が可能かつ長時間座っても疲れにくい椅子
- 不正防止対策を徹底した受験環境
- パーテーションで区切ったひとりひとりの環境の確保
- コンピューターテストに適したパソコン・ヘッドセット
以上のように、コンピューターテストに適した環境が整えられています。
テストセンターのどの会場を選んでも、室温や周りの音のことなど全く心配することなく快適に受験が出来るようになっているのです!
従来型英検は、大学の歴史ある校舎で試験だったり、準会場だと自分の学校なので、古い校舎のがたがたする机で受験・・・ということも考えられます。
また、空調や音響の心配もあります。スピーカーの聞こえ具合も、広い会場だと心配に思うことがありますよね。
テストセンターでの試験は、上記6項目は標準装備の会場となるので、室温や空調などの心配がなくなります。
安心材料のひとつとなりますね!
英検S-CBTを「テストセンター」で受験しました
先月、英検S-CBTを息子が受験しましたので、「テストセンター」の実際の様子をお伝えします。
会場の場所
英検S-CBTの受験を申し込む際に会場先に選び、その中から空きを探して申し込みます。
希望エリアを先に選択するので、開催される会場のみが表示されて、わかりやすく選びやすいですね!
テストセンターの表示は、ビルの名前は載っていませんが、この矢印の赤文字のタッチすると、住所と地図が表示されます。
駅前でも、どのあたりの駅前なのかがはっきりわかるので、参考にしてくださいね。
会場となるテストセンター
私の息子が行ったテストセンターは、駅前のオフィスビルの一角でした。
事前に下見にいけること、距離感がわかっていることは、大きな安心材料となりました。
会場は、入り口すぐが受付ですので、戸惑うことはありません。
名前と顔写真を確認できたら、「受験控え」というA4の用紙を受け取ります。
そこには、自分の席番号が示されています。
その席番号とロッカー番号はリンクしており、受付の人に「ロッカーへ進んでください」と言われ、受付は終了となります。
受験会場内
受付から、試験会場まで続くスペースに鍵付きロッカーが並べられており、その中へ荷物の全てをいれてカギをかけます。
ペンケースの持ち込みは禁止、鉛筆と消しゴムを握って、受験票をもって入室します。
また、スマホや携帯電話、腕時計、お茶等、一切持ち込み禁止でした。
受験する部屋の様子
地方なので、規模も小さかったと思いますが、パソコン台数は全部で45~50台ほど。
席は自分の席番号に着席しないといけないため、選べません。
ひとりひとりがブースにわけられ、パソコンとキーボード、回転椅子、マイク付きヘッドホンがセットされており、席に案内されて着席しました。
ひとりのブースの間隔は90~100センチほどです。
前と左右に、隣や前の人が見えない高さのパーテーションで、仕切られていました。
付き添い
付き添いの人は、会場の中に入ることはできません。
パソコンの近くに近寄ることも拒否されました。
待合スペースも用意されていませんでしたので、終了までは会場の外で待つことになります。
試験で使用するパソコン
英検S-CBT公式サイトのテストセンターイメージの写真ではデスクトップパソコンでしたが、息子の会場はノートパソコンでした。
画面の角度なども自分で調整できますし、ライティングの時は簡単にパソコンの位置をずらすことが出来てよかったそうです。
ヘッドホンやマウス
ヘッドホンは、耳をすっぽり包むクッションタイプの有線タイプ。
ヘッドのサイズ調整もしやすく、つけ心地も良く、自分の音に集中できたそうです。
SNSなどでは、スピーキングの時の周りの声を指摘するコメントが多いようですが、気にならなかったとのこと。
英検S-CBT体験記はこちらです。参考にしてくださいね。
英検S-CBTの会場「テストセンター」のまとめ
英検S-CBTの会場について、また「テストセンター」という場所について、詳しくお伝えしてきました。
実際にS-CBTの受験もしましたが、私は「テストセンター」の方が、リラックスして試験に臨めそうな感じがしました。
従来型英検の本会場と比較すると、「どちらの会場がいいの?」と思う方も多いと思います。
会場だけで判断すると、英検S-CBT(コンピューターテスト)の方が余計なストレスなく受験できた、ということが率直な意見です。
また、会場が自分の都合のいい場所で選べることは、やはり大きなメリットと感じます。
従来型英検本会場は、人数も多く、初めての場所だったり、敷地内が広かったり、場所への不安が多いことがまず挙げられますよね。
英検の本会場は、申し込み後に受験地の変更はできません。
ですので、受験票を受け取った後、「しまった、県内だけど、うちからは乗り換えが3回ある・・・」という不便なことも、想像できます。
その点、英検CBT・S-CBTは、例え県外でも乗り換えなしで会場まで行ける便利なところを自分で選ぶことができますね。
- 自分に都合の良い会場と日時が選べる
- 大きな会場ではないので、緊張しにくい
- テストセンターの防音や室温などの受験環境が整っている
- ヘッドホンでリスニングテストが受けれる
会場や設備の面では、英検S-CBTの会場はとてもメリットが大きいといえますね。
今回は、英検の会場についてお伝えしました。
これから英検受験される方の参考になりますように。
こちらの情報もぜひ参考にしてくださいね♪
最後までお読みいただき、ありがとうございました。