- 英検CBTは、いつどこで受けられる?
- 1年に3回受けられるって本当?
- どうやって申し込めばいい?
コンピューターで受験できる英検として2018年8月から始まった英検CBT、パソコン上で解答できることからタイピングに慣れている人にとって、便利に受けられるテストとなりました。
英検と言えば、1級~3級は一次試験と二次試験を2日間に分けて受験する必要がありましたよね?
英検CBTでは1日の受験で4技能「リーディング 」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」すべてが行われるようになったんです。
しかも、CSEスコアで算出されるので、自分のレベル・得意分野・不得意分野も分かりやすくなりました。
このようなことから近年ニーズが高まってきている英検が英検CBTです。
そんなニーズの高まりに答えて、試験を受けられる曜日が増えたり、試験会場も増えているんですよ!
Contents
2020年度第2回テストから英検CBTの日程と実施会場が拡大!
2020年はコロナウィルスの影響で4月~6月の英検CBTが中止となりました。
その結果、7月23日・24日の試験が2020年度の第一回検定となっています。
試験を受けられる曜日が拡大
英検CBTは4ヶ月ごとに1回試験を受けられます。
- 第1回検定(4・5・6・7月の毎月実施)
- 第2回検定(8・9・10・11月の毎月実施)
- 第3回検定(12・1・2・3月の毎月実施)
それぞれの回を受けることができるので、従来の英検と合わせると5回受けることができます。
2020年第1回までは毎月1回・日曜日のみテストが開催されていましたが、第2回からは毎週土日にテストが開催されることになりました。
さらに一部の会場では平日祝日にも実施されることが決定しています。
ただ試験日数が増えたとは言え、英検CBTを1年に複数回受験することは可能ですが、同じ回の同じ級を受験することはできません。
ここで気を付けてもらいたいのが、4月と7月に2級の受験を申し込んだ場合、受験手続きはできてしまう、ということ。
手続き後にキャンセルや返金は行われないので、複数回英検CBTの受験を検討している方は、同じ回の検定に申し込まないようにしましょう。
重複して申し込んだ場合、受験は可能ですが、成績表は提供されませんし、当然、最初に受けた結果のみ有効となります。
2020年度第2回の英検CBTの予定は以下の通りとなっています。
まだコロナウィルスが完全に収束していないので、先の予定を決めかねている状態だと思います。
いまのところ、4月・5月の英検CBTに申し込んでいた方が振替を行えるのは8月までになっているので、4月・5月のテストを申し込んでいた方は、忘れないように手続きしましょう!
試験会場の拡大
「英検CBTを受けたいけど、受けられない・・・」
そんな声があります。
そんな不満の声の原因は、英検CBTの試験会場の少なさ。
2020年度第1回の英検CBTは、全国15都道府県(北海道・宮城・埼玉・千葉・神奈川・東京・石川・愛知・京都・大阪・兵庫・広島・香川・福岡・沖縄)でしか行われません。
また、開催されたとしても、沖縄県では県内で1ヶ所のみですし、宮城県や石川県でも2ヶ所でしか行われていないのです。
試験会場の近くに住んでいる人にとっては大きな問題にはなりませんが、テストのために時間とお金をかけていくことに抵抗がある人も多いです。
そこで第2回からは試験日程の増加と共に、47都道府県に拡大することになっています。
とは言え、まだ県内に1ヶ所以上のテストセンターを開設という段階なので、やはりまだ遠いという声が完全になくなることはないと思います。
それでも徐々に拡大しているので、2020年よりは2021年、2021年よりは2022年と年を追うごとに受験しやすくなってくるのではないでしょうか?
英検2020 1 day S-CBT
試験会場の件で英検CBTを受けるのをためらっている方、また会場が近くにない場合は、英検 2020 1 day S-CBTを検討してみてはいかがでしょうか。
英検 2020 1 day S-CBTも英検CBTと同じく、パソコンを使って4技能を測定するものなので、1日でテストを終了することができます。
CBTは、選択肢をクリックしたり、解答をタイピングしてパソコンに入力するのに対して、S-CBTはマークシートに解答していくスタイル。
マークシートに解答していくのは、今までの英検と同じなので、生活スタイルに合わせて受験する英検の種類を決めましょう。
英検CBTと英検 2020 1 day S-CBTの違いについてはこちらの記事で説明しています。
どちらを受ければいいのか悩んでいる方は参考にしてくださいね。
英検CBTの申し込み方法
英検CBTの受験会場が近く、タイピングする方が受験しやすい、そんな方は実際に英検CBTを申し込んでみましょう。
申し込みに必要なもの
まず、申し込みに必要なものがあるので、事前に準備しておくとスムーズに申し込みできます。
準備しておくものは2つ。
- メールアドレス
- カラー顔写真のデータ
メールアドレスは、ほぼ持っておられるでしょうし、すぐ作成できるので、事前に準備するほどのものではありませんね。
ただカラーの顔写真は事前の準備が必要です。
申し込みの際にはウェブサイト上で顔写真を登録するので、以下にあてはまるものを準備しておきましょう。
- サイズは最大2MBまで
- 縦横の比率が4:3 縦長であること
- JPEGファイル(拡張子が .jpg .jpegのいずれか)
- 背景が白または薄い色(輪郭が分かるような写真)
証明写真の機械で撮るのが確実ですが、料金がかかってしまいますよね・・・。
証明写真の機械がどこにあるのかも、意外と思いつかなかったり・・・。
英検の受験以外に写真を使用する予定がないのであれば、自分で撮って登録した方がいいかもしれません。
スマホで撮るとサイズや容量が大きすぎる場合があるので、自分で撮って準備する場合は、いくつかのパターンを先に撮っておくと撮り直ししなくて済みますね!
申し込みの流れ
英検CBTを受験したい方は、英検CBT公式ホームページにアクセスして「英検CBTお申し込み」ボタンから申し込んでください。
各試験で申し込み期間が決まっており、その期間中しかボタンはクリックできません。
申し込みが完了すると1時間以内に【英検CBT】 お申し込み/受付完了のお知らせというメールが届きます。
もし1時間以上経ってもメールが届かない場合は、迷惑メールを一度チェックしてから、「英検CBT申込受付サイト」に英検ID ・パスワードでアクセスして、申込状況を確認してみましょう!
申し込みに関する注意事項
英検CBTの申し込みに関する注意事項がいくつかあります。
- 二次試験のみの受験は不可
英検CBTは1日に4技能を受験するテストなので、二次試験の面接のみは受けることができません。
一次試験を合格していて、免除を希望する方は従来の英検を受験しましょう。
- 複数級の受験 / 英検CBTと従来の英検で同じ級の受験 は可能
英検CBTの同じ日程で違う級を受験したり、また同じ級でも英検CBTと従来の英検であれば受験は可能です。
- 受験票は自分で印刷しなければならない
受験票は「英検CBT申し込み受付サイト」より自分でダウンロードし、印刷しなければいけません。
試験日の6日前から印刷開始できますので、A4サイズで印刷して当日持っていきましょう。
モノクロ・カラーに指定はありません。
- 申し込み後のキャンセルや通常の英検への変更は不可
いったん申し込みが完了してしまうとキャンセルや返金は一切できません。
英検を受験しようと決めた方は、参考書を購入して勉強を始めましょう!
こちらの記事で英検用にオススメの参考書を紹介しています♪
1日で4技能測定するメリット
冒頭部分でもお話しましたが、英検CBTと英検 2020 1 day S-CBTは1日で4技能、「リーディング」「ライティング」「リスニング」「スピーキング」を受験することができます。
これまでの英語教育は、文法や長文読解を中心にしており、「リスニング」と「リーディング」の2技能に重点を置いていました。
ただグローバル化が進むにつれて、『使える英語教育』の必要性が注目されるようになっています。
英語は1つの教科としての知識ではなく、実践的なシーンで有効に活用できなければいけないということですね。
実際に、2020年に改訂される新学習指導要領では、小・中・高一貫して「使える英語」をよりバランスよく育む取り組みを進めることとなっています。
これまでの英検では、受験した級の合格・不合格の判断のみであり、一次試験が不合格の場合は「スピーキング」も含めたCSEスコアは算出されません。
3技能で不合格となってもCSEスコアが判定されるのが、英検CBTのメリットです。
また1日で4技能測定できると、二次試験の日程調整が必要なくなるのも英検CBTの良いところ。
これまでの英検は「リーディング」「ライティング」「リスニング」の3技能に合格した人のみが「スピーキング」のテストを受けていたので、2日間テストのために予定を空けておく必要がありました。
1日で試験が終わると日程の調整もそうですが、精神的にも一気に終わることができるので、緊張感を保っておかなくてもよくなります。
英検以外の試験を受けたいと考えている人にとっても、すぐ次の勉強に移れるというメリットがありますね!
英検CBTの日程と実施会場が2020年度第2回テストから拡大!まとめ
今回は英検CBTの日程と会場について、お伝えしました。
英検CBTは、試験日程や実施会場の拡充によってこれから受験者が増えていくことでしょう。
忙しい社会人の方にとっても、勉強や他の資格試験を受験したい学生の方にとっても、1日で試験が終わるのは嬉しいことですし、4技能のスコアが一度に出るのもメリットが大きいです。
普段からパソコンを使用していて、タイピングに自信がある方は英検CBTに挑戦してみてはいかがでしょうか?
パソコン検定や日商プログラミング検定にも導入されていますし、漢検(日本漢字能力検定)でも使用されているシステムなんですよ!
英検は日本では一番知名度が高く、2級以上を取っていると進学・就職で有利に働きます。
従来の日程では受験が難しかった方も英検CBTで履歴書に書ける英語力を手に入れて下さいね!
最後までお読み頂き、ありがとうございました♪