- TOEFLってどんなテストなの?
- 進学や就職のために受けておく方がいい?
TOEFLって名前は有名ですけど、詳しいことはよく分からない・・・そんな方も多いのではないでしょうか?
TOEICの方がよく聞くと思うけど、TOEFLも同じ団体が行っている英語テストだよ。
名前は知っていても、どんな人が受けるべきテストなのか、どんなテスト内容なのか、意外と知られていないTOEFL。
今回はそんなTOEFLについて、しっかり解説したいと思います!
Contents
TOEFLって何?
まずTOEFLは、
Test of English as a Foreign Language
の略称です。
「外国語としての英語のテスト」という意味で、英語を母国語としない人の英語コミュニケーション能力を測るテストです。
1964年にアメリカの非営利教育団体である、Educational Testing Service(ETS)により開発されたテストなんですよ。
ちなみにTOEICは、Test of English for International Communicationの略で「国際的なコミュニケーションとしての英語の試験」という意味です。
つまり、TOEICは英語でのコミュニケーション能力を図るためのテストであり、TOEFLは英語圏の大学や大学院に進学するための試験なのです。
簡単に言ってしまうと、日本での進学や就職のためにはTOEIC、海外へ留学したい場合はTOEFLですね!
TOEFLの種類
TOEFL iBT® テスト
日本では主にこのTOEFL iBTテスト(TOEFL Internet-based Test)が実施されています。
TOEFL iBTテストは2005年9月にアメリカで導入され、日本では2006年7月から開始されました。
その名の通り、コンピュータを使い全セクションをインターネット上で受験するテストです。
コミュニケーションに必要な「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を総合的に、テストしていきます。
さらに課題を遂行していく能力もテストしていきます。
TOEFL® ペーパー版テスト
このペーパー版テスト(TOEFL® Paper-delivered Test)は、2017年10月以降インターネットが使用できない地域限定で行われているテストです。
以前まで運用されていたTOEFL® PBTテスト(TOEFL Paper-based Test)に代わり実施されています。
ですが、TOEFL受験者の98%がiBTテストを受験していますので、受けることになる事はほとんどないでしょう。
TOEFL ITP® テスト
団体向けのプログラムとして、TOEFL ITP テスト(TOEFL Institutional Test Program)があります。
TOEFL ITPテストのスコアは学内プログラムの効果測定や、クラス分け、交換留学の選考などに利用されています。
「聞く」「仕組み」「読む」の3セクションで構成されるテストで、レベル1とレベル2の2つのレベルがあります。
団体向けなので、個人の受験者は申し込みができません。
TOEFL Junior® テスト
TOEFL Junior® テストは11 歳以上の学生を対象としているテストです。
世界中の中高生を対象に作られており、設問内容は専門知識や背景知識を問わないものになっています。
中学や高校の授業や友達との会話などが主な題材で、「読む」「聞く」の英語能力をどれだけ使えるかを測ります。
TOEFL Primary® テスト
8 歳以上の学生を対象としたテストでレベル1とレベル2のふたつのレベルがあります。
小中学生向けで日常生活や学生生活にそった題材で出題されます。
実践的な英語とアカデミックな英語の両方を測ることができます。
TOEFL Junior®テスト、TOEFL Primary® テストのお申込みはこちらから。
小さい頃から受けていれば、自然にTOEFL対策ができるわね!
どんな人に受験されている?
TOEFLは主に、大学での海外留学の入学基準を提示する方法として採用されています。
現在、多数の大学がTOEFLのスコアを入学基準として提示を求めています。
最近ではアメリカだけでなく、カナダ、オーストラリアなど英語圏で幅広く採用されているんです。
必要なスコアは進学したい大学や学部などにより異なるので、事前のチェックを忘れずにしましょうね!
また必要なスコアは、年度によっても変わるので、自分の留学したい大学が決まったら、その大学の最新の情報を集めるようにしてください。
留学はしたいけど、まだ大学は決まってなくて・・・。
そんな方に、こちらの記事では留学する時のTOEFLのスコアの目安を解説していますよ。
どんなテスト内容なの?
ここでは一番スタンダードなTOEFL iBTのテストについてお話します。
試験時間は約3時間で、年に50回以上実施されています。
3時間・・・かなりの集中力が必要ですね。
テストは
- 「読む」リーディング
- 「聞く」リスニング
- 「話す」スピーキング
- 「書く」ライティング
の4つのセクションで構成され、アカデミックな内容をテーマに出題されます。
試験前半はリーディングテスト54~72分とリスニングテスト41~57分。
その後10分の休憩を挟んで、
後半はスピーキングテスト17分とライティングテスト50分が行われます。
TOEFL iBTでは試験会場にパソコンが用意されており、それを用いてテストが行われます。
受験者はパソコンの前でヘッドセットを装着して全てのテストを受けます。
スピーキングテストも対面ではなく、ヘッドセットのマイクに向かって喋り、録音形式でテストされるんですよ。
また全セクションはメモをとることが可能です。
TOEFL iBTの公式サイトでは、TOEFL iBT®模擬テストを受けることが可能です。
さらにETSの公式サイトでは、TOEFL iBT® Practice Testsを無料で受けることもできます。
特に初めてTOEFLを受ける方は、問題に慣れるためにも練習問題は解いておくことをオススメします!
TOEICとの違い
ではTOEFLとTOEICを比べて違う3点において、説明していきますね!
目的が違う
TOEFLが海外留学の規準になっているのに比べ、TOEICは個人のビジネス能力の評価基準として採用されています。
そのため、TOEICテストは就職や転職に役立てたい人向けのテストといえますね。
試験は「聞く リスニング」「読む リーディング」で構成されており、日常会話やビジネス会話が主に出題されています。
試験時間が違う
TOEICの試験時間は約2時間です。
リスニングテスト45分、リーディングテスト75分で構成されています。
そのため試験中に休憩時間はありません。
TOEFLの試験は4つのセクション、TOEICは3つのセクションで構成されているため、TOEFLの方が試験時間が長くなってしまうんですね。
試験方式が違う
TOEFLはインターネット上で行うテストでしたが、TOEICは紙とペンを使う一斉試験です。
TOEICはマークシート方式で問題用紙と解答用紙が配られます。
音声を聴いて、問題用紙を読んで、解答用紙にマークしていきます。
TOEICを受けたことがない、久しぶりに受ける、そんな方はこちらの記事で持ち物や試験の流れを確認しておきましょう。
写真や鉛筆など、当日になって慌ててしまった・・・
私も経験あります・・・
TOEFLとは、留学を目指す人のためのテスト
TOEFLについて分かって頂けたでしょうか?
- 主に海外の大学留学を目指す人のためのテスト
- コンピュータ上で行われる
- 内容は「読む」「聞く」「話す」「書く」の4セクション
- 試験時間は約3時間
- テストの種類は5種類あるが、iBTテストが一般的
TOEFLもTOEICと同じように対策本や問題集が多数あるため独学もできますが、高得点を狙うのであれば、英語教室のTOEFL専門コースで本格的に勉強すると良いと思います!
自分の目的や目標に合った試験を選んで、賢く勉強して行きましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♪